2018年08月16日

モネ それからの100年(2回目)

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モネと、彼が『睡蓮』シリーズを手掛け始めてから100年間にわたり、モネの影響を受けた現代アートをテーマにした展覧会。
今回はほぼ日本国内にあるモネ作品が年代順に展示されています。

2度目の鑑賞。第1回目のレポートもご参照ください。

同行した母は、『サン=シメオン農園前の道』の解説版をじっと見て、「この絵は日テレが持っているのね」と言いました。
たしかに「日本テレビ放送網(株)所蔵」と書いてあります。

前回、所蔵元には全く注意を払っていなかったため、今回はその点を確認しながら鑑賞しました。
誰かと行くと、その人の視点やチェックポイントがわかって面白いものです。

ほとんどが美術館のものながら、個人蔵も数点あるのがすごいところです。

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クロード・モネ《サン=シメオン農場の道》1864年、泉屋博古館分館

「こちらは吉野石膏が所蔵しているのね」
すごいですね。山形美術館に寄託しています。

吉野石膏株式会社は、山形県の吉野鉱山の石膏を使用している縁で、フランス近代絵画を中心とした作品18点を山形美術館に寄託しているそう。⇒『吉野石膏コレクション』
機会があったら観に行きたいものです。

平松礼二の『夏の気流(モネの池)』は、モネ1906年の『睡蓮』(こちらも吉野石膏コレクション)に構図がとても似ている作品。
雪肌麻紙に岩絵の具で描き上げた、独特の柔らかな風合いが出ています。

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クロード・モネ《睡蓮》、1906年、吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)


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平松礼二《夏の気流(モネの池)》1998年

モネが亡くなる前年に描いた『バラの小道の家』。
重なり合う鮮やかな色彩の中、バラの木々の奥に見えるのは家でしょうか。ぼんやりとしておりよくわかりません。

急激な視力の衰えに悩まされていた晩年のモネ。
よく見えなくなっていた目で、日光を受けて光り輝く自然の美しさをキャンバスに残した、彼の渾身の作品のように感じました。

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クロード・モネ《バラの小道の家》1925年、個人蔵(ロンドン)

作品とは別に、今回気になった点が一つあります。
お盆期間の夏休みということで、開館前から建物の前には長蛇の行列ができていました。
大混雑の会場内では、大勢の中学生たちがモネ作品の前に立ち止まって、熱心にメモを取っています。

おそらく美術の宿題が出たのでしょう。
全員私語はなく静かで、マナーはよく守っていますが、混んだ会場の中で動かない人がいると、後ろに人がたまってしまい、長い行列ができてしまいます。

係員は「ラインの中に入ってはダメ」とか「ボールペンを使ってはダメ」とか、子供たちへの注意がけに大忙しで、人数的にとても対応しきれていませんでした。

子どもたちも熱心に学ぼうとしていますが、いかんせん混雑の中では、その熱意がかえって大渋滞を引き起こすことになってしまいます。
美術館側の負担も大きくなるため、夏休みの個人宿題にせず、きちんと教員が引率する学校の美術の授業の一環として、一般とは違う時間に団体受け入れをする方が、美術館・学生・一般観覧者の全員が満足できるのではないかと思いました。
『モネ それからの100年』
 横浜美術館
 7月14日(土)~9月24日(祝)
posted by リカ at 18:20| Comment(0) | 【finearts】西洋画 | 更新情報をチェックする

2018年07月31日

自分で縫い上げる~この夏の浴衣づくり”2018” 第2回目

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6月30日に開催された、シブヤ大学の[みんなの手しごと]自分で縫い上げる~この夏の浴衣づくり”2018” 第2回目に参加し、写真とレポートを担当しました。

詳しくは、シブヤ大学のサイトにアップされています。
「当日の授業レポート」
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毎年夏に開催される、恒例の浴衣講座。
全3回で、最終回には生徒の皆さんはほとんど浴衣を完成され、お披露目会を行ったのち、自分で縫った浴衣をそのまま着て帰られたそうです。

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お疲れさまでした!

[日記ブログにも関連事項を書きました]
● 和裁の世界をのぞき見る~運針、鏝、竹尺


posted by リカ at 17:16| Comment(0) | 【lecture】連続講座 | 更新情報をチェックする