2020年01月22日

グラナダフラメンコの宴

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ザ・フラメンコ・アルマ・キャラバン Vol.1 at Yokohama
横浜赤レンガ倉庫 1号館 3階ホール

メンバーは石川亜哉子、キカ・ケサーダ、ラファエル・マルトス(踊り)、マヌエル・エレディア(唄)、マルコス・パロメタス(ギター)
ゲストは柴崎正道(舞踏)の6名。

日中は子供を対象としたフラメンコ体験講座が開かれ、夜にはタブラオ(本場のフラメンコステージ)風の舞台になっていました。

このホールに入るのは、ローリー寺西のライブ依頼。
その時とは客席配置が変わっており、椅子席の前に座布団席があったので、座ってみることに。
最前列の真ん中で、激しいダンスをかぶりつきで見ることができました。

簡単な振付や、簡単な振付やパフォーマンス中の声の掛け方、名前の呼び方を教わります。
歌舞伎の「よっ、成駒屋!」みたいな感じなんですね。

踊りの最中、仲間のダンサーたちが手拍子をしますが、観客の私たちが拍手をするのは難しいことです。
それはどんどんリズムが変わるから。慣れたダンサーたちのように臨機応変に変更できない観客は、拍手はせずにいた方がよさそうです。

座長のアヤさんは横浜出身。
フラメンコを学びに単身スペインに渡ってから25年間、グラナダで生活しているとのこと。
同じく女性ダンサーのキカと、男性ダンサーのラファ。

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The Flamenco Alma Caravan(ちらしより)

哀愁と激情がほとばしるようなフラメンコ。
フラメンコとは、踊りのことだと思っていました。
どうしても華やかな衣装で圧倒的に人の心を表現するダンサーに目が奪われがちですが、まずは歌のことを指すそうです。
そしてギターを。踊りはそのあとになるんだそう。
フラメンコを意味するものの順番があったとは。

確かに今回は、カンテ(唄)の人が気になりました。
悲しげなメロディをずっと歌っています。
上手というよりは哀愁がじかに伝わってくる感じ。

カンテのマヌエルは、ロマ族出身。
ジプシーの血が流れているためか、哀切帯びた独特な声に、心がえぐられます。
ポルトガルのファドのような感じ。やはり近いから似ているのでしょうか。
それにピッタリと付き従うように流れ続ける、マルコスのギターの音色。

フラメンコといったらカスタネットのイメージも強いですが、このダンサーたちは使っていません。
指パチで拍子を取っています。
唄から生まれたフラメンコにギターや踊りが加わって、もの悲しくも情熱的なステージとなります。

ラファが激情的に踊っているところに、ものかげから白い物体が転がり出てきました。
舞踏家の柴崎正道さんです。
服も頭も顔も真っ白で、山海塾か大駱駝館の人かと思いました。

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柴崎正道氏(ちらしより)

目をつぶって一心に踊る、黒い服のラファに近づいていきます。
2人の対照性が際立ちます。直線と曲線、緊張と弛緩、激情と彼岸。
まさに魂のぶつかり合い。

息詰まるような対立の演出。
反発するかと思われた正反対の2人は、お互いを取り込むようにして終わります。

張り詰めた空気の中、見ている側も呼吸を忘れていたようで、一連の踊りが一段落した後には、安どの空気が会場を包みました。

熱く激しく感情がほとばしるような一夜でした。
それにしても、みなさん迫力ボディで、ひたすら圧倒されました。

今年初めてのステージ観覧がこのフラメンコステージ。
うーん、ドラマチックな一年を迎えられそう。


posted by リカ at 16:22| Comment(0) | 【dance】民族舞踊 | 更新情報をチェックする

2020年01月17日

特別展 天空ノ鉄道物語(その2)


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1. コラボカフェ

その1からの続きになります。
内周を巡ったのち、外周のスカイギャラリーの方へ移動しました。

移動スペースに天鉄展のコラボカフェ「cafe THE SUN」が併設されています。
さまざまなオリジナルメニューがある中で、天空駅オリジナル駅弁は、もう売り切れていました。
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各地の名産をふんだんに使ったオリジナル駅弁は、前期・後期で全12種類登場するそうです。
前期は北海道の鮭親子・新潟の鮭の焼き漬け・名古屋のみそかつ・京都の出汁巻きと穴子・鹿児島の黒豚W・三陸のさんまかば焼き。
どれもおいしそう!
また、ヘッドマークラテも3種類、前期と後期で変わるそう。
前期はさくら、カシオペア、なは。

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沖縄には鉄道が走っていないのに、那覇という名の列車があるのは不思議ですね。
これは、当時米軍占領下にあった沖縄の本土復帰を願い、「本土に沖縄名の列車を走らせよう」というキャンペーンで決まった名前だからです。
実際には大阪 - 西鹿児島間を走っていたJR寝台特急列車でした。

後期ははやぶさ、北斗星、トワイライト。むむ、こちらも気になる…。

ただ、内周エリアをかなり時間をかけて見たため、後半もじっくり見たい展示がてんこもりかもしれません。
平日夜に行ったため、終了時間を気にせずに済むよう、今回はカフェはパスして先に進むことにしました。

2. 海抜250mの天空駅

こちらは駅や蒸気機関車を模したものと映像作品とのセットになっています。
海抜250mの高層にある屋内展望台のため、外を見ると、ちりばめられた都会の光を見ることができます。

そういえば、ここは「天空駅」と硬券に書かれていましたね。
銀河鉄道の夜のようで、雰囲気満点です。

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3. 原寸大1号機機関車

国内を最初に走った蒸気機関車「一号機関車」の実寸大スケールモデルの製造当初の姿が、段ボールアーティストの島英雄氏によって再現されています。
その後ろに東京タワーを背景に立つ天空駅ホームが設けられ、スクリーンに映像が映し出されて、とてもロマンチックな雰囲気に。
また、ビジュアルデザインスタジオWOWによる《鉄道ドアインスタレーション》も。
映し出された電車のドアの映像に手を当てると、ドアが開く仕組み。
一体どうなっているんでしょうね?

この辺りは、とてもきれいな映像が楽しめるということで人が密集していたため、写真はパスして先に進みました。
(記事の最後に、この場のイメージ画像を載せています)
内周エリアはJR一色でしたが、こちらの方には首都圏の私鉄(小田急電鉄、京王電鉄、京急電鉄、京成電鉄、相模鉄道、西武鉄道、東急電鉄、東武鉄道)や都内の地下鉄(東京メトロ、東京都交通局)のコーナー、そして鉄道アート作品が展示されています。

4. プラレール

電車のおもちゃと言ったら、やっぱりプラレール。
私も子どもの頃は、部屋いっぱいに線路をつなげて、動く電車を眺めていました。

そんな一般ファミリーの楽しみ方とは違う、何層にも積み重なった線路を電車がカタカタ走り回る様子に、足を止めて見入ります。

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その中で、ひときわ目立つパンダの顔をした電車がありました。
パンダくろしお~!

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ひと月前に乗った、和歌山の「特急くろしお」のプラレールを見つけて激写。
これ欲しい!
タカラトミーで売ってますね、ハイ!

5. CGシュミレーター

東横線のCGシュミレーターをやってみました。
「電車でGO!」みたいですね。ワクワクドキドキの初体験。
東急の運転手研修で実際に使われているそうです。

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私がトライしたのは、自由が丘~田園調布間でした。
駅が見えてきたので、減速しましたが、ブレーキをかけたのが早すぎて、目標地点よりもずいぶん前に停まってしまい、電車が自動修正してくれました。

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次にやってみた友人は、今度は行き過ぎてしまって、やっぱり自動修正されました。
けっこう難しいものなんですね。

6. 未来のミライ

鉄道アニメーションとして、映画「未来のミライ」が紹介されていました。

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空想上の東京駅

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黒い新幹線の座席

とてもリアル。実際に座ることができますが、ドクロに噛みつかれそうで、こわごわ・・・。
座り心地は…ドクロに頭を乗せていると思うと、なんだか落ち着きませんでした!

7. アンパンマン列車

JR四国のアンパンマン列車の座席もありました。
こんなにカラフルなんですね。

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虹色の座席はファンシーでほのぼの~。
未来のミライの黒い新幹線と、同じスペース内に陳列されていますが、ギャップがすごいです。
こちらも座れます。今度は雲が頭を支えてくれました。
ここでは紹介されていませんが、土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線も、やなせたかし氏のイラスト満載の電車です。
四国はアンパンマン天国ですね!

8. 東京地下鉄路線図ガチャポン

ガチャポンの中に、よくわからないカラフルなチューブが入っていました。
ストローのような、これはいったいなに?
なんと、東京メトロの路線図だそうです!

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距離だけでなく、高低差も再現しているため、立体的な不思議な形になっています
言われてみれば、赤いものは丸ノ内線の移動軌跡形をしているような・・・

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それにしてもマニアックすぎ!!わかる人はかなり少なそう!
それでも、フルコンプリートセットはきれいで、芸術的でもありました。

9. グッズショップ

予想はしていましたが、ミュージアムショップには、かなりディープなツボをついた鉄道グッズがいろいろと売られていました。
その中で気になったのが、これ。
むかーしむかし、長距離列車に乗る時には、売店か売り子さんからこのお茶を買って、お湯を入れてもらったんですよね~。
久しぶりに飲みたいなあと思いましたが、こちらはお茶ではなく、お茶飴が詰まっていました。
まあ、子供心にも、そんなにおいしい味ではなかったし…。
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天空ノ鉄道物語 お茶飴

お茶と一緒に買い込んだのが、網入り冷凍ミカン!
甘くておいしかったなあ。

そういえば、いつの間にか姿を消していましたね。
食べたいなあと思って調べてみたら、今では皮をむいた冷凍みかんが「むかん」という名前で売られているそうです。
むかん食べたい!

10.観終えて(おわりに)

と、最終的には冷凍ミカンのことを考えながら、会場を後にしたわけですが、今回は全国のJR7社、東京メトロ、東京都交通局をはじめとした、全国の鉄道会社の全面協力により開催された展覧会。
どこか個別の鉄道会社ではなく、日テレ(日本テレビ放送網)が主催だったからこそ、さまざまな鉄道会社の協力のもとに大規模な展覧会が開催されたということです。

会場内は、さすがに男性の姿が多かったですが、老若男女を問わず楽しめる内容になっています。
私も鉄道はまあ好きですが、マニアといえるレベルではありません。(JR貨物を知らなかったし)
どこまで楽しめるかなと思いながら行きましたが、懐かしいものから新しいものまでたくさんの関連品がずらりと展示されており、どのコーナーでもテンションが上がりました。

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夜の天空駅のイメージ(公式サイトから)

鉄道関連用品が1000点以上ズラリと展示されており、好きな人はいつまでもいられそう。
たっぷり鉄分補給ができます!
また、この「特別展 天空ノ鉄道物語」のチケットで、森美術館の展覧会も観ることができます。

11.会期

「特別展 天空ノ鉄道物語」
森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
2019/12/3-2020/3/22
posted by リカ at 16:16| Comment(0) | 【events】その他 | 更新情報をチェックする