2016年06月20日

「火星探査計画~火星に生命はいるのか?」

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五反田プラネタリウム 2016/6/11


初めて訪れた五反田プラネタリウム。
川崎・生田緑地のプラネタリウムになじんでいるため、ここのプラネタリウムは小さく感じました。
投影機も、川崎の誇るFusion2の方が高感度で質が高く、見え方がずいぶん違います。
でもその分、川崎の半分の入館料なのが魅力的。
川崎よりも座席のリクライニングがきいていて、ペア席(もしくは太っちょ用シート)もあります。
解説員の語りがあるのがうれしい点。
それほど混んでいなくて、のびのびと鑑賞できました。

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まずは星空解説。
天の川には2000億の星があるのだそう。
乙女座のスピカとは「とがったもの、麦の穂先」という意味。
乙女座が両手に持っているものは麦(収穫の女神デーメテール)と羽(正義の女神アストライヤル)で、二人の女神が一緒になっていると教えてもらいました。
正義の女神が天秤に羽を乗せて測るため、すぐそばに天秤座があるそうです。 

日本の星の名前はきれいですね。牛飼い座のアークトゥルスは「さみだれ星」と呼ばれたそうです。
天秤座の隣にあるさそり座は、そのしっぽが特徴的で、日本では「釣り針星」と言われるそうです。
さそりに殺されたオリオンは、さそり座が怖くて逃げているのだそう。
そのさそり座のそばにいるのはへびつかい座。 

夏の大三角は、こと座のベガ · わし座のアルタイル · はくちょう座のデネブです。
夏の夫婦星は、こと座のベガ(織姫星)とわし座のアルタイル(彦星)。
はくちょう座は北十字と言われます。

牛飼い座は、大くま座を見張っているようで、よそ見をしています。
その代わりに、りょうけん座に見張らせています。
ストーリーが繋がるようで繋がらないような、ささやかなところがまた面白い星座の配列です。

それから5・6月のテーマ「火星」の話。
5月31日に地球と火星は7528万kmまで接近しました。
火星には探査機がたくさん打ち上げられており、その数は全部で30機近くになるとのこと。確かに多いです。

かつては水があったとも言われている火星。
2020年には人類が暮らせるように計画されているようです。

今年は、火星の近くにさそり座アンタレスが見えます。
アンタレスとは赤い色が似ていることから「火星の敵」という意味。
ライバル同士が近づく、赤さの競演が楽しめる年だそうです。

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プラネタリウムの外には、かつての投影機が展示されていました。
こういうのを見ると熱くなります。
上の型はよく見るものですが、下はなんだか珍しいバルーン型。
どんなふうに星空を映し出していたのか、観てみたくなりました。

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2016年06月11日

フランスの風景 樹をめぐる物語

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、6月9日

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シャルル=フランソワ・ドービニー『ヴァルモンドワの下草』(1872)


風景画ってきれいで、心が落ち着きますね。
印象派が好きな日本人は、比較的風景画も好きなのではないかと思います。
今回は、あるようでなかった、樹木をモティーフにした展覧会です。

もともと絵画は、歴史画の格が高く、風景は背景として添え物程度に描かれる程度でしたが、イギリスからコンスタブルなどによる風景画が取り込まれ、また産業の復興による都市の人口増加から、郊外への憧れが生まれるようになったのが、フランス風景画の流れのきっかけとされています。

第1章:戸外制作の画家たち

この時期の作品タイトルには、フォンテーヌブローとバルビゾンが時々見られます。
フォンテーヌブローの森の中にあるのが、画家たちが集まったバルビゾン村になります。

さりげなく、ジョルジュ・サンドの小品『池のある風景、樹木と山』が飾られていました。繊細な自然画でした。
ある作品のタイトルの中にあった「自然にならって(d'apres nature)」という言葉が、その後の仏近代絵画のテーマになっていったそうです。

コローは夏に屋外でスケッチし、冬にはそれを屋内で制作したとのこと。
理想的な生活ですね。

作品に描かれる樹木では、断然「樫」の木が多かったです。
フランスに多い木なのか、絵になるからなのかはわかりません。

アレクサンドル・ルネ・ヴェロンはピクチャレスクな構図を好んだ画家だそうで、展示品『ロワン川のヌムール橋』も確かに絵になる作品でした。

第2章:印象派の画家たちと同時代の風景画

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クロード・モネ『ヴェトゥイユの河岸からの眺め、ラヴァクール(夕暮れの効果)』(1880頃)


大きな油絵。この作品を手掛けた頃の彼は、妻カミーユが若くして亡くなり、パトロンが破産し、その妻子を彼が養っていたというとても大変な時期を過ごしていたそうです。
でも、そんなハードモードの人生を悟らせることのない、力強く生き生きとした作品に、彼の強さを見ました。

カミーユ・ピサロは有名な画家ですが、他に何人もピサロの名の画家の作品が展示されていました。
全て、彼の息子によるもの。リュシアンは長男、フェリックスは三男、そしてリュドヴィク=ロドは四男だそうです。
二男はわかりませんが、息子たちは父親のように、次々と画家になっていったんですね。しかしフェリックスは23歳の若さで亡くなったそうで、残された作品は貴重なものとなっています。

第3章:ポスト印象主義と20世紀前衛芸術への試み

これまでは、風景画イコール外に向かうもの、という認識だったものが、内に向かう対象として描かれるようになった頃。
象徴派やフォーヴィスムの作品が集められています。

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ケル=グザヴィエ・ルーセル『青い服の女性、サン=トロペ』(1905‐1910)

神話色のない今回の展覧会の中で、小品ながらも目立つ、ギリシア神話を思わせる一枚でした。

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フェリックス・ヴァロットン『オンフルールの眺め、朝』(1912)

ナビ派の画家である彼の作品展を昨年観に行ったものです。不自然なかたちの樹木が不安定さと不思議さを醸し出していました。

ほぼすべての作品に解説がついており、理解に役立ちました。
全体的に、他の展覧会よりも、地名のついたタイトルの作品が多いことに気がつきます
風景画だから、どうしてもそうなるのでしょう。

風景画は、やはり見ていて心落ち着くもの。
終わってみて、今回のテーマを思い起こすと、確かに樹木の絵ばかりでしたが、全く見飽きることもなく、ナチュラルに鑑賞することができました。

展覧会「フランスの風景 樹をめぐる物語」は、6月26日(日)まで公開中です。

posted by リカ at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 【finearts】西洋画 | 更新情報をチェックする

「アイデア・バイブル~ミニワークショップ」

6月8日(水) 講師:株式会社博報堂 加藤昌治

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赤坂コミュニティカレッジセミナー、6月のテーマは「ビジネススキル」。
博報堂の方直伝の発想法のレクチャーでした。

博報堂は、次々とクリエイティブなアイデアを生み出す仕掛け人が揃っているというイメージ。
でもそういったもともと素質のある人々が入社するわけではなく、入社してから鍛え上げられて、オリジナルの発想法を体得していくのだそうです。

4人グループになってのワークショップ。
今回遅刻したら、一番後ろのテーブルに一人で座っている人がいました。
そこに案内されて、レクチャー後のワークショップは私たち2人だけで行うことに。

まずは、お題に沿ったアイデアを出し合います。
「どんなくだらないものでもいい」、「アイデアは企画とは違う」、「たくさん出た中からましなものを作り込んでいけばいい」、「とにかく出すことに意味がある」という話をしてもらったため、ばかばかしいものでも、とにかく出してみることに。

はじめから(いいアイデアを出そう)と思っても、そう簡単には出てこないもの。
そこで煮詰まるよりは、どんどん頭を動かしていく方が、ひらめきは浮かびやすいのです。
「どんなアイデアでもいい」と言われると、結構出るもので、一人8つくらいのアイデアを出しました。

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相手の人と、アイデアを発表し合います。
と、ここで、相手の人も博報堂の方と判明。
参加者ではなく、今回の講師の関係者でした。
プロが相手なんて、贅沢な話です。

次に、なぜか古代文字を使ってのブレインストーミングも行いました。
もう、その発想法を思いつくこと自体がすごいですね。
はじめは文字だけ、今度は絵付きで、楽しめました。

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今回学んだ発想法は、『アイデア・バイブル』という本になっているそうです。
新しい企画に煮詰まった時に、読んでみようかなと思います。
posted by リカ at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 【events】体験コース | 更新情報をチェックする