2016年08月29日

笑点 放送50周年特別記念展

8.6 横浜島屋ギャラリー
入ったのは、たまたまでした。母と高島屋内のタカノフルーツパーラーに行った折にポスターを見かけて、ふと気になり、寄ってみることにしたのです。

壁には5名の和服の男性の写真が。
母が「あ、歴代の司会者ね。立川談志、前田武彦、初代の三波伸介、三遊亭円楽、桂歌丸」と、すらすら全員の名前を言ったことにびっくり。
お母さん、いつも夕食の支度をして、見ていなかったじゃない〜。
私は円楽さんの前の人がわかるかわからないかといったところです。

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少し前に、桂歌丸師匠が笑点を卒業したばかり。
同じ横浜在住者として、寂しい気持ちでいましたが、この展覧会には、彼が実際に来ていた舞台用の緑の衣裳も飾られており、歌丸師匠あっての笑点がまだ残っていました。
ご本人も、横浜会場の初日に来場されたそうです。

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舞台裏コーナーでは、大喜利での被り物などが飾られており、(こんなにいろんなものをかぶらされたんだなあ、まあよくやるものだなあ)とビックリ。
TVとか東京タワーとか、イカとかカエルとか、もうノンジャンルでたくさんの被り物が飾られていました。

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シアターコーナーでは、往年の名シーンが映像で流されており、大勢の人たちが着席して観入っていました。

そしてなんと、あの大喜利座布団に座ることができました。
噂には聞いていましたが、少し大きめで、思ったよりもバランスがよかったです。
でも、積み上げられたものに乗る時には、少しグラグラして、あせりました。
これはみんなに自慢できちゃいます!

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グッズショップ「笑点商店」。
いいネーミング!

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各地の高島屋で行われているこの記念展。無料というのがうれしいです。
日本橋から始まり、京都、横浜と続いて、今は最後の場所、大阪で開催中。
お笑いの本場で、連日盛り上がっていることでしょう。

2016年08月05日

「鼓を通して知るやまとごころ 〜鼓演奏&鼓体験ワークショップ〜」

開催日時:2016年8月3日(水)
講師:大倉正之助、鼓道(つづみどう)

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記念すべき100回目となった今回のACCは、めでたい鼓の演奏会となりました。
講師の先生は、囃子大倉流大鼓方能楽師の大倉正之助氏。
能舞台だけでなく、大鼓ソリストとしても世界で活躍されているとのこと。
バチカンでのローマ法王のクリスマスコンサートや、総合格闘技Dynamite!の試合前のステージなど、10万人クラスの観客の前で演奏したこともあるそうです。

今では欧米文化が私たちの日常生活に色濃く取り入れられていますが、そもそも「調べ」という言い方があるように、日本の音は調和をなすものとされてきたのだそう。

鼓は、日本古来の打楽器で、600年前の室町時代ごろに盛んになったとのことです。
かつては武士のたしなみとして習い事だったのだそう。
石川三成の末裔だという先生。ご先祖様は音楽家ではなく、戦国武将だったわけですね。

今回は、30名のみの少数の会。
「今宵は新月ですね」と、先生が言われます。
(風流だなあ)と思ったら、かつての日本は陰暦で、月の満ち欠けが基準になっており、日取りを決める時に、月の動きは大きく作用していたようです。
その日の月の形によって、宴の様子も変わったのかもしれません。

鼓は和楽器として知っているつもりでしたが、実際に触れたことはありません。
ひな人形の五人囃子の一人が演奏している、それが一番身近な存在でした。

私たちがふつう連想するあの鼓は、小鼓です。
肩に載せて叩いて演奏しますが、世界中の打楽器でも、下から叩くものは非常に珍しいのだそうです。

が、きゃしゃで壊れやすいため、扱いづらいのだそう。
今回は、頑丈で壊れない大鼓です。

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ほかの打楽器のように、あの形が常なる形だと思っていたら、実はあれは演奏する時の完成形で、通常はパーツごとにバラバラにしているのだと知って、驚きました。
中央の細くくびれた木製の胴と、その両端にある、皮の張られた叩く面、そして楽器を締めるひも。
この3種がバラバラになった形から、演奏者が組み立てて鼓を完成させました。
真ん中のパーツは、漆塗りに金蒔絵の桜の木、両側の叩く面は馬の皮、そして編んだ麻紐と、全て天然のものを組み合わせてできた鼓は、さまざまな生命の命から成っているといいます。

毎回演奏前に組み立て、終了後に分解するのは、オーバーホールの意味があるのだそう。ばらして弛めて、楽器を休め、メンテナンスをするためだそうです。

また、鼓の音はどれも違い、一緒の音は出ないのだそう。
それは、演奏する空間の広さや湿度などが影響するほか、打ち手の身体と関係するからだそうです。

先生のお弟子さんたちが、「序破急」を演奏してくれました。
ちなみにお弟子さんの一人で演奏の音頭を取った人が、私の大先輩。
チェロを弾く方ですが、鼓を叩く様子も立派でした。

真ん中の人の掛け声に合わせて、三人一緒に演奏します。
「序」「破」「急」は、起承転結のようなもので、「破」は掛け合いになりました。

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迫力の演奏を間近で聞いて、しびれました。
鼓の音色は「天地の音」と表現されるそうです。

演奏を聴いた後、私たちも先生にならって鼓を打ってみました。
刀を鞘から抜くときのように、静かに横に手を引いてから打ちます。
息を吸い、吐きながら手を引いていき、息を止めて打つ。
呼吸と共に演奏することで、楽器と一つになって音を出すプリミティブな感覚を味わいました。 

最後に先生の独奏を聴きました。
オリジナルの「獅子」。ライオンではなく、牡丹とともに登場し、文殊菩薩に仕える霊獣の方です。

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演奏前の集中力の高まりに、聴く前から引きこまれました。
打楽器の鼓は、メロディーは出せませんが、言葉では表現できない音楽の渦がそこにありました。
曲の持つ躍動感に、奏者の咆哮のような轟く声量。
演奏が終わった後は、奏者だけでなく、聴いている私たちもみんな、魂を持っていかれたように放心状態になりました。

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最後に、全員で鼓で一本締めをして、会はお開きとなりました。
素晴らしい機会を得られた今回の鼓体験。
静かな興奮のひとときを過ごし、伝統楽器には底知れぬ魅力があるものだと実感しました。
また何かの折に触れられればいいなと思います。

posted by リカ at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 【music】和楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月03日

銀河座「耳なし芳一」&「サブテーマ・本当の七夕」

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銀河座の今月のテーマは『耳なし芳一』。
こわいですね〜。怪談とは夏らしいですが、星座との結びつきは分かりません。
ヒュードロドロといった効果音がしたらいやだなあと思いながら、向かいました。

いつも開演前に、お茶を出していただきますが、今回は暑い夏の日ということで、炭酸水が出ました。
専用機械にかけて、館長自ら作ってくれました。シュワッとさわやか!

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イタリア留学をされた館長は、イタリアに造詣が深く、先日イタリアのプラネタリウムで講演をしてこられたそうです。
今回はその時のプレゼン資料も使われており、時々イタリア語での表記が投影されていました。

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小泉八雲の怪談、芳一話は、少女漫画風のきれいなイラストで解説されたので、そう怖さはありませんでした。
でも逆に、絵で描かれると具体性が増します。
さらに、実際に身体中にお経が書き込まれた人の写真が紹介されて、一気に現実味を帯びたものになりました。

芳一にはモデルとなった上人がいたそうです。気になる耳は無事だったそうです。
「かつて、秘密事項を聞きすぎたので何らかの罰を受けた」などの意味を含めたものなのかもしれません。

芳一の身体中に書かれたお経は、般若心経でした。
意味の解説を受けます。三蔵玄奘がサンスクリット語から漢語に訳したものです。
館長はお寺の住職さんなので、この辺りはご専門。
プラネタリウムのドームに、般若心経が大きく映し出されるのは、なんだか不思議な感覚でした。

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琵琶法師である芳一の十八番は『平家物語』。
壇ノ浦での源氏と平家の戦いが語られます。
もはやこれまでとなった時、「どこへ行くの?」と聞いた8歳の天皇に祖母の尼さんは「海の下にも都はございます」と答えて、一緒に入水をするシーンが、聞く人々の涙を誘う場所。
私も切なくなります。やはり長い年月の間、日本人の心を締め付けてきた箇所は一緒なんですね。

この壇ノ浦の合戦は、はじめは平家が優勢だったのが、「潮の流れが変わったために」源氏に有利となったそうです。
ただ、館長は(違うのではないか)と思っているのだそう。
館長の推察は、この海戦の平家の総領であった源義経が、ルールを破って平家側の船の船頭を撃ったのではないか、というもの。
船頭は、武士ではないため、殺してはいけないという不文律があったそうです。
それを、手段を選ばず殺していったことで、平家側がパニックに陥り、敗北に追い込まれたのではないか、ということです。
そうであるならば、義経は武士の風上にも置けない、ひどいルール違反者ですね。見損ないそうです。
かなりそんな気もするため、心に留めておいて、機会があったら調べてみたいと思います。

それから、七夕の話になりました。
先月のようですが、旧暦だと今月になるそうです。
織姫星と彦星の恋人同士の話ということで、館長がアダルトな説明をしてくれました。
「聞いている人、みんな大人だから、いいでしょう」さすが、イタリア帰り!
でも一人、中学生が親御さんと一緒に参加していたんですね〜。まあ刺激的!

実は館長とは誕生日が一緒。
今回は、生年月日が一緒の友人と一緒に行き、挨拶をしました。
来たる翌々日の誕生日を、お互いにお祝いし合いました。

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館長から一昨年いただいた、山崎直子飛行士の宇宙アサガオ。
うまく花が咲いたので、周りの友人に種をおすそ分けしました。
今年も、葉が生い茂っており、あとは花が咲くのを待つばかりといったところです。