2017年02月27日

大倉山記念館 屋上回廊特別公開

2/12に、大倉山記念館に向かいました。
実業家で東洋大学学長を務めた大倉邦彦氏(1882-1971)が「大倉精神文化研究所」として1932(昭和7)年に建てた大倉山記念館。
大倉山駅の名前の由来になっている場所です。

建物を設計したのは、辰野金吾氏の弟子、長野宇平治氏(1867-1937)。
古代ギリシャ以前の「プレヘレニック様式」という建築様式を用いて設計し、大倉氏の理想とした「東西文化の融合」を形にしたものとなっています。
その歴史的価値が評価されて、市の有形文化財に指定されています。

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この建物を、私はこよなく愛しています。
この日は、ギリシア神殿風の白い建物が、雲一つない空にりりしく映えていました。
いつ見ても、変わらず美しい、絵になる建物だわ~。
今回は、屋上回廊の特別公開で、この塔の上に登らせてもらえるのです。

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建物内部から見上げると、塔はこんな感じ。
アトリウムになっていて、日光を浴びた金色の獅子と鷲が、こちらを見下ろしています。
2階に上がると、彼らとカッチリ目が合います。
「力が欲しいか...?」って言われているみたい(笑)。

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普段は非公開の細い階段を上っていくと、屋上に出ました。
建物の上の部分です。すでにほかの見学者がいるのが見えますね。

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下からいつも見上げている円柱が並んでいます。
う~ん、クレタ島のクノッソス宮殿のような建築物を、横浜で見られるなんて。
気分はエーゲ海。山の上にいるのに、大海原に向かって舟をこぎ出したくなるような気持ちになります。

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塔は、「屋上回廊(塔屋)」と呼ばれているように、四方をぐるりと回ることができます。
壁に丸い穴が開いており、中の獅子と鷲が見えました。

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わあ、近い。普段と違って、目線が一緒。
いつも見上げるばかりだったので、感激ー。私、こんな高いところに上ってきたのね。

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小高い丘の上にあるので見晴らしがよく、新横浜や菊名、武蔵小杉のビル群が見えます。
画像は新横浜方面。
この日は富士山もまっすぐ見えました。
敷地内の木が育ちすぎており、ちょっと見えづらかったのですが。

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記念館の窓は、四角だけではなく、三角、丸など、いろいろな形があります。
かわいいなと思いますが、これらすべてがプレヘレニック様式のデザインなんだとか。

階段などに使われているのは大谷石だそう。おお、前に宇都宮の大谷を訪れたことがあります。
あそこから良質の石を運んできたんですね。

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建物のあちこちにも、まる・さんかく・しかくのモチーフがあり、探すと見飽きません。
うーん、見れば見るほど素晴らしい建物。
さらにファンになりました。

普段は塔の上に上がることはできませんが、常時、建物内部の見学は可能。
いろいろな映画やドラマのロケにも使用されている建物です。
最近ではドラマ『東京タラレバ娘』にも登場したそうな。
ご興味がありましたら、ぜひ一度お越しになることをお勧めします。
記念館までの坂はかなりの急勾配で、キツイですけれどね。

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今の時期は、隣の敷地にある大倉山梅林の梅も楽しめますよ。

◆ 横浜市大倉山記念館
posted by リカ at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 施設体験/工場見学 | 更新情報をチェックする