2017年05月29日

東京工業大学管弦楽団 第156回定期演奏会

pic29thum2.jpg2017年5月27日Sat.
めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮: 末永 隆一

 <プログラム>
G.ヴェルディ 歌劇「運命の力」序曲
G.ビゼー 「アルルの女」第1組曲
J.ブラームス 「交響曲 第1番 ハ短調」

東工大オケを聴くのは、これで2回目。前回の演奏がとてもよく、さらに今回のプログラムは好きな曲ばかりだったので、今回も母と一緒に聴きに行きました。

学生オケにしてはかなりレベルが高いと思います。本人たちの演奏力はもちろんのこと、各パートについているトレーナーの腕がよいのでしょうか。

歌劇「運命の力」は、ふだん歌劇ではなく曲でばかり聴いているため、序曲しか知りません。タイトルの力強さに反して、登場人物は相思相愛の男女なのに、メロドラマが転じてシェイクスピアの悲劇並みに救いのないストーリーだということを知りました。

「アルルの女」も、悲恋です。おおよそにして、悲恋ものだとドラマチックな曲になるということなのでしょうか。曲調に合ったキレがある演奏でした。

ブラームスの「交響曲 第1番」は、かなり時間をかけて作ったとは知っていましたが、完成までに足掛け21年かかったとのこと。完璧主義なんですね。
お父さんがコンバス奏者だということも、解説で知りました。
ブラ1は、オーボエにクラリネット、フルートにホルンと、ソロ楽器の見せ場が各所にありますが、第2楽章には交響曲にしてはめずらしく、ヴァイオリンの長めのソロもあります。ここをコンマスが美しく弾ききったので、拍手喝采しました。

アンコールはブラームスの「ハンガリー舞曲 第5番」。今回も満足度が高い演奏会でした。
演奏後、指揮者が拍手を浴びながら一旦ステージから下がる時、普通はさっそうと足早に歩くものですが、この指揮者は前回も今回もかなりゆっくり歩く人だなあと思って眺めていました。力を出しきって憔悴しているのか、拍手の時間を長く持ちたいのか、また違う理由なのかは、わかりませんが。

2017年05月22日

「大エルミタージュ美術館展」“仮装ナイト”

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エルミタージュ美術館の所蔵品展覧会は、これまで何度も国内で開催されていますが、目下森アーツセンターで開催されている「大エルミタージュ美術館展オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」では、タイトルの通りに西洋の名画が展示されています。

展覧会会場にて開催された仮装ナイトに参加しました。
「もしあなたが宮殿の主、エカテリーナ2世に舞踏会&コレクション鑑賞会に招かれたら…?」というイメージでドレスアップした紳士淑女たちが、世界的名画に囲まれた会場内に集っています。
笑いさざめくロングドレス姿の女性や、仮面をつけた男性たち。スタッフは頭に銀色のティアラを付けています。
非日常感たっぷりで、本当に宮殿にいるような優雅な気分になりました。
(ちなみに私は、ワンポイントでもOKということで、仮面とヘッドドレスで参加しました)

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ウィギリウス・エリクセン「戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像」1760年代
の前で集う方々

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1 イタリア:ルネサンスからバロックへ
2 オランダ:市民絵画の黄金時代
3 フランドル:バロック的豊穣の時代
4 スペイン:神と聖人の世記
5 フランス:古典主義的バロックからロココへ
6 ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で

作者の国別にまとめられているため、特徴がわかりやすく、ルネサンス期にそれぞれの国がどのように発展したかを、絵画を通じてうかがい知ることができます。

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1 イタリア:ルネサンスからバロックへ

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ティツィアーノ・ヴェチェリオ「羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像」1538年


モデルはビロードのコートを羽織っており、豊かな光沢が見て撮れます。
白い羽根飾りつきの帽子がゴージャス。
貴族の少年のようにも見える、凛とした表情です。

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ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエボロ「受胎告知」1724-25年


品のある落ち着いた色彩と動きのある構図の織りなす、調和のとれたバランス。

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2 オランダ:市民絵画の黄金時代

17世紀にバロック絵画がイタリアからユトレヒト(オランダ)に伝わったことで、アムステルダムで市民絵画の黄金時代が興隆しました。

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左ヘラルト・ファン・ホントホルスト「陽気なリュート弾き」
右ヘラルト・ファン・ホントホルスト「陽気なヴァイオリン弾き」
中央ディルク・ハルス「ホーム・コンサート」


呼応し合っているような絵の配置がいいですね。見るからにとても楽しそうな演奏家たち。
明るい音色が聴こえてきそうな演奏会の光景です。

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レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン
「運命を悟るハマン」1660年代前半


旧約聖書の『エステル記』に登場する一場面。
ペルシャ王の側近のハマンが、王の逆鱗に触れて死刑宣告を受けたシーンです。
ハマンの絶望的な気持ちを表すかのように、レンブラントらしい深い闇が広がっています。

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3 フランドル:バロック的豊穣の時代

17世紀、フランドル地方ではバロック文化が栄えました。

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ピーテル・ブリューゲル(2世)「スケートをする人たちと鳥罠のある冬景色」1615-1620年頃


楽しそうにスケートやカーリングをして遊んでいる光景。
しかし足元の氷はいつ割れるのかわからず、人生の不安定さと不確実さを表す寓意になっているのだそう。
そんな隠れた意味を持つとは知りませんでした。ある意味メメント・モリにもつながりますね。

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ルーベンス「マリー・ド・メディシスの戴冠式」1622年


ルーベンスは、フランス王妃マリー・ド・メディシスの生涯をテーマに24枚の連作を描いています(ルーヴル美術館所蔵)が、それとはまた別に描かれたもの。
白い影のような美しさが印象的でした。

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スランス・スネイデル「鳥のコンサート」


大型のキャンバスいっぱいに描かれた大小さまざまな鳥たち。
写実的で羽根の一枚一枚まで細かく描きこまれています。
コンサートといっても、楽器を奏でているわけではありません。
それぞれが鳴き声を発している様子を表現しています。

楽譜を持っているフクロウが指揮者役のようですが、見るからに統制がとれておらず、にぎやかさとユーモラスさに満ち溢れています。

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4 スペイン:神と聖人の世記

スペインでは、聖人を市井の人々のように描く手法が取り入れられました。
荘厳さよりも親しみやすさが特徴的な宗教画が多いのは、そのためでしょう。

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フランシスコ・デ・スルバラン「聖母マリアの少女時代」1660年頃


聖母マリアの少女時代を描いた絵は珍しいものですが、その中でも幼いマリアが無垢な瞳で祈りを捧げるこの作品は、愛くるしさにあふれています。

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バルトロメ・エステバン・ムリーリョ「幼子イエスと洗礼者聖ヨハネ」1660年頃


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バルトロメ・エステバン・ムリーリョ「受胎告知」1660年ごろ


ムリーリョの絵は3枚。どれも優しげで温かい、ムリーリョらしさにあふれた作品です。

スペイン絵画コーナーは3名の画家の作品5点の展示で、他に比べてぐんと少なかったのですが、どれもクオリティが高い逸品揃いでした。

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5 フランス:古典主義的バロックからロココへ

やはり王道のフランス絵画。このコーナーの作品が一番多かったのですが、ここから先は撮影不可エリアとなりました。

フラゴナール作品からは有名な「盗まれた接吻」が来日。
とてもフランスらしい絵なので、これがフランス国内の美術館ではなく、エルミタージュの所蔵品というのが少し意外です。

ニコラ・ランクレ作品は2点。フラゴナール風のタッチの画家です。
クロード・ロランの「港」もありました。
ジャン・シメオン・シャルダンの「食前の祈り」は以前にも見たことがあります。
私はシャルダンというとこの絵を思い出しますが、彼がメインとして描くのはは風景で、この人物画は珍しいのだそうです。

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6 ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で

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ルカス・クラーナハ「林檎の木の下の聖母子」 1530年頃


最後のコーナーに展示されていたのが、今回の展覧会チラシの表紙を飾った作品。
リンゴの樹の下の聖母子、背後に生い茂る森や流れる川など、自然の豊かさを感じさせるものになっています。
当時は、クラーナハの描くようなあごが細いやせ形の女性が人気だったのだそう。
今回、エルミタージュからの貸し出しに一番骨を折ったのがこの作品だと聞きました。

トマス・ゲインズバラ「青い服を着た夫人の肖像」も有名ですが、タイトルに反して、夫人が着ているのは青い服ではないとのこと。
(えっ?)と不思議に思い、近づいてよく見ると、確かに違いました。
ドレスの色は白でした。ショールが青かったので、青いドレスのイメージになったのです。
印象の強い方をとってタイトルにしたのでしょう。

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スーベニアコーナーには、絵や絵葉書のほかにかわいらしいオリジナルグッズがたくさん。
チェブラーシカが「羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像」の格好をした"なりきりチェブ ぬいぐるみ"もありました。

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「大エルミタージュ美術館展」は6月18日まで公開中です。

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posted by リカ at 18:07| Comment(4) | TrackBack(0) | 【finearts】西洋画 | 更新情報をチェックする

2017年05月19日

健康なカラダ ヒモトレ講座 ~ひも一本でカラダ改善!!~

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by 小関勲 at 赤坂+PLUS

今回は、紐を使ってトレーニングをする講座。
講演者は、ヒモトレ提唱者の小関勲先生。
紐を使ってのエクササイズといったら、思い出すのはジムなどで使われるチューブトレーニングですが、それとは違いました。
手渡されたのは、ゴムではなく普通の紐だったのです。

弾力も反発力もない紐だと力の入れようがないため、トレーニングにならないのでは?と思いましたが、それは大きな間違いでした。
そもそも、力を入れる必要がなかったからです。

普段だと身体の正面から押されると負けて動いてしまう自分の身体が、紐をかけただけで外からの力を跳ね返すことに、自分でびっくり。
特に力を入れたわけではないのに、ただ紐をかけただけで、身体のパフォーマンス力が変わるなんて。
参加者たちと顔を見合わせて、不思議がります。

見ているだけだとインチキっぽいのですが、実際に自分でやってみても効果を感じます。
嘘のような本当の話。
「意識ではなく無自覚のクセに働きかける」ためだと、先生は言います。
それが全身のバランスを整えてくれるようです。

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足首、肘、肩、頭など、症状に応じてさまざま。
どこも、ひもを当てると巻いたところが安定するそうです。
先生の元を、水泳、野球選手、ゴルファー、なでしこなど、多くのプロの運動選手が訪れるそう。
チェロ演奏者の動画もありました。紐をかけるとは音のツヤや豊かさが変わってきます。
また、人間だけでなく動物の脱臼の予防にも効果的だそうです。

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今の人は全体的にバランスが良くなっているものの、裏(背中)の力が足りないとのこと。
昔の人は一俵(60kg)を持てたそうです。
信じがたい話ですが、俵かつぎという力比べで、米俵を5、6俵背負った女性たちの写真が映し出されました。
力持ちだったんですね。かつての米泥棒は2、3俵を一人で担いで、追っ手から逃げたそうです。
10kgでも腰が引けてヒーコラ言っている私にはとても無理!
そういうご時世だからか、今のお米は半俵(30kg)に減っているそうです。

シンプルな身体リセット術。
テーピングにも似ていますが、そちらのような専門的知識は一切要りません。
なにより「頑張らない・我慢しない・結果を気にしない」という、効果を求める際の禁じ手3連発がモットーになっているというところが革命的です。
ちかぢか、ヒモトレ講座の著書も発刊されるとのこと。
心がけて生活に取り入れていきたいと思います。⇒ More
posted by リカ at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 【events】体験コース | 更新情報をチェックする