
出演:橘家蔵之助、のだゆき、三遊亭美るく
会 場︓「+PLUS」ACC-808
会 場︓「+PLUS」ACC-808
赤坂プラスで行われた納涼寄席。
おなじみの橘家蔵之助師匠に、今回は三遊亭美るく氏とのだゆき氏という二人の女性が座を盛り上げます。
まずは美るく氏から。
一人前の落語家になるには修行を重ねていかなくてはなりません。
師匠について見習い→前座→二つ目→真打と昇進していきます。
前座以上になると、師匠に名前を考えてもらうのだそう。
一人前の落語家になるには修行を重ねていかなくてはなりません。
師匠について見習い→前座→二つ目→真打と昇進していきます。
前座以上になると、師匠に名前を考えてもらうのだそう。

三遊亭歌る多師匠の弟子である美るくさんは、前座となった時に「三遊亭歌る美」という名前をもらったそうです。
文字で見るときれいな名前ですが、読むと「カルビ」!
インパクト大ですね。
文字で見るときれいな名前ですが、読むと「カルビ」!
インパクト大ですね。
二つ目に上がった時に、「美るく」という名前をもらい、改名したそう。
可愛い名前ですね。
可愛い名前ですね。
「カルビの次はミルク。うちの師匠は牛から離れられないので、真打になったら今度はチーズと改名するかも」と、笑わせてくれました。
演目は「紀州」。徳川御三家のお殿様の話でした。
次は、のだゆきさん。
音楽漫談って、なんでしょう。聞き慣れないジャンルです。
音楽漫談って、なんでしょう。聞き慣れないジャンルです。
まずはピアニカ演奏から。軽く演奏するだけでも、とてもお上手。
すると、今度はピアニカを頭の上に乗せて、演奏しだしました。
ちゃんとメロディになっています。こんなシュールな光景、初めて見ました。
音楽センスというべきか、身体能力というべきか。とにかくすごいです。

さらにお次は、リコーダーを取り出しました。
ソプラノ、アルト、バスという、大きさが違うものを、2本同時に口にくわえて、それぞれ演奏するという離れ業。
それがポーズだけなら、「あららー」と思って終わりですが、どちらの笛からもしっかりした音が出て、ポリフォニーのような多重和音演奏。全く違うメロディを奏でたりもします。
はじめは、コンビニ入店時のメロディや竿だけ屋の音の模写でしたが、笑点やサザエさんのメロディ、「ふるさと」、果てには「剣の舞」を演奏してくれました。
すごすぎて、圧倒されます。
ソプラノ、アルト、バスという、大きさが違うものを、2本同時に口にくわえて、それぞれ演奏するという離れ業。
それがポーズだけなら、「あららー」と思って終わりですが、どちらの笛からもしっかりした音が出て、ポリフォニーのような多重和音演奏。全く違うメロディを奏でたりもします。
はじめは、コンビニ入店時のメロディや竿だけ屋の音の模写でしたが、笑点やサザエさんのメロディ、「ふるさと」、果てには「剣の舞」を演奏してくれました。
すごすぎて、圧倒されます。
大きなバスリコーダー、そしてとても小さいクライネソプラニーリコーダーノの存在を知りました。
果てには、リコーダーのヘッド部分に指を入れるだけで、多音の「ジングルベル」を演奏するというパフォーマンスも披露してくれました。
この人は、音楽大学の大学院を修了し、プロのピアニストでもあるそうです。
その腕をもって漫談の世界に入ったという、おもしろい人です。
その腕をもって漫談の世界に入ったという、おもしろい人です。
そして最後に橘家蔵之助師匠が登場。
高校野球で活躍した金足農業のネタを出すなど、落語には旬の話題もいるんですね。
高校野球で活躍した金足農業のネタを出すなど、落語には旬の話題もいるんですね。

今回の演目は「ぜんざい公社」。
聞き間違いかと思いました。こんなタイトルの作品もあるんですね。
ただぜんざいを食べたいだけなのに、四角四面なお役所仕事に巻き込まれ、許可印をもらうためにあちこちに行く羽目になる人。
聞き間違いかと思いました。こんなタイトルの作品もあるんですね。
ただぜんざいを食べたいだけなのに、四角四面なお役所仕事に巻き込まれ、許可印をもらうためにあちこちに行く羽目になる人。
昔も今も変わらない、官僚的な社会風刺が効いていて、おもしろかったです。
講演中には、どっと沸き起こるような笑いが、何度も会場に響きました。
夏の納涼落語、いいですね。
うだるような暑さを吹き飛ばす、粋で軽快なひと時を楽しみました。
夏の納涼落語、いいですね。
うだるような暑さを吹き飛ばす、粋で軽快なひと時を楽しみました。