Preview at 九段会館 (2005年 香港・中国)大雨の夜だったけれど、九段会館は今日も満員。古い会場なので、席が小さく、こんな冬の雨の日は、大柄の男性は、鞄のほかにコートや傘も抱えて鑑賞しなくてはならないので窮屈そう。
思えばこれまでジャッキー・チェンの映画を観たことはなかった私。「酔拳」や「シャンハイ・ヌーン」など、観たいと思っているものは多いんだけれど。
ここのところ「グリーン・ディスティニー」「HERO」「LOVERS」など、アジア発歴史アクションムービーがたくさん出てきているので、今回もその路線なんだろうなと思いながら観始める。
現代の考古学者ジャックが、2200年前の秦王朝時代の出来事を繰り返し夢に見るという構成で、両方の物語を交互に見せながら、時空を超えた壮大なストーリーが進んでいく。
考古学者が冒険に出るというシチュエーションは、インディ・ジョーンズのようでもあり、浮遊する隕石の存在は、ラピュタのようでもあり、なにより広野や谷間での大合戦シーンなどは、先日観たばかりの「PROMISE」とダブってしまう。
でも、これまでの同ジャンル映画は、どれもが複数の人物を主役級としてに焦点を当てる群像映画だったのに対し、今回の映画はジャッキー一人がヒーローとして位置づけられているので、わかりやすいし感情移入もしやすい。なによりさすがはジャッキー、どんなアクションでもかっこよく決めている。危険なシーンもたくさんあったけれど、迷いのない身の張りように本当に脱帽した。最後の闘いのシーンは本当に壮絶で心にズシンとくる。ただ、甲冑を着こんだジャッキーというのも意外な感じがしたし、大きな感情表現をする人懐こいいつもの彼とは真逆の、個人的感情を押し殺すストイックな古代の誇り高い将軍役だったので、別人のようにも思えた。
中国だけの話でもなく、舞台はインドの古代都市遺跡に飛んで、未知の神秘ワールドが展開される。エキゾチックな美女(マリカ・シェラワット)が登場して、ジャックを追っ手から逃がすべく、華麗なる大立ち振る舞いをしたので(彼女は片腕となるのかな?)と思ったけれど、一段落したらあっさりとお別れして、それきり登場しなかった。キャラクターとしてもったいない感じ。
ジャックの親友の物理学者、ウィリアム役はレオン・カーフェイ。どこかで聞いた名前だと思ったら、『愛人/ラマン』の東洋人だった。えっ、あの二枚目が今度はこう?というような、微妙にはずした役。欲深な役だと顔からノーブルさが失われるみたい。エンドロールの時にジャッキーに「ひどい広東なまりの北京語」(逆だったかも)と暴露されていた。
ヒロインのユシュウ役はキム・ヒソン。はじめて観た人だけれど、なんてかわいらしくてきれいな人なんだろうとうっとり。真っ白い衣装を身にまとって空中を飛ぶシーンは美しくてため息が出そう。一途な愛を貫く悲劇の姫という役柄のイメージもあるだろうけれど、アジア女優代表格のチャン・ツィイーや「PROMISE」のセシリア・チャンよりずっと優しげで華がある人だなあと思った。中国でも大人気の韓国の女優さんらしい。
エンドロールでは、撮影時の風景や、NGカットなどを流していた。それを観ると、ワイヤーアクションは本当に危険で大変そうだと驚く。みんなそれを、重い衣装とかつらをつけて演じているのだから、大変だわ。
全体的に、とても見ごたえのある映画だった。終映後に劇場のどこかで拍手が起こったので、みんなの満足度も高かったんだろうと思う。ほかの有名な歴史アクション映画は、どちらかというとCGI技術の粋や色彩美、様式美を強調しているところがあって、それに比べるとこの映画は配色的には幾分地味ではあるけれど、その分ずっとリアルさがあったので、例えば10年後などにも観て耐えられる作品だろうと思う。それはやっぱりジャッキー・チェンのアクションスターとしての実力があるからこそだろうな。
ただ全編を通して「PROMISE」よりも中国語の発音が気になった。「PROMISE」はアジア各国の俳優が主要役割を演じていたけれど、この映画は主人公がネイティブなので、ぐっと早口になっているのかもしれない。なんだかセリフのテンポの速さに京劇を観ているような気分にもなった。
あとは、場面の切り替わりが滑らかじゃないのが少し興ざめした。時々ブツッとブラックアウトして(えっ?)と思うと別のシーンに変わるので、もう少しつなぎをスムーズにした方が、観客の気持ちが逸れなくていいんじゃないかと思う。
映画としては、男性にはヒロイックな『THE MYTH』を、女性にはロマンチックな『PROMISE』をオススメしようかな。
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デザインまでそっくりそのまま。
韓国人は「日本刀」は本来は「韓国刀」で韓国起源だと根拠なく主張していますが、その文化捏造活動の一環でしょうか。
なんと、刀にまで起源論争があるんですね。うーん、ご近所付き合いって、いろいろと大変ですねえ。
ジャッキーの映画ははずれが
ないですね。
ジャッキーは体当たりの演技だったですが、
キム・ヒソンのほうが大変だったでしょうね。
頑張ってました。
エンドロールではキム・ヒソンがかなり大変そうなアクションに挑戦していましたね。あの天女の身軽さを表現するのに苦労したんだなあと思いました。
この映画のように
ストイックなモンイーがなんだかとても素敵に感じました。
ところで、モンイーの忠実な部下・ナングンを見てくれましたか?
2000年の間、地下宮殿で麗妃を守って
モンイーの帰りを待ち続ける彼・ナングンこそ
私の大好きなシャオピン(邵兵)です。
シャオピンどうでしたか?
中国本土では《神話》の中でシャオピンの演じたナングンは 超人気者なんですよ。
彼はアジア各国を初めとして
カナダやオーストラリアでも人気の高い中国映画俳優。
日本ではまだメジャーじゃないけど、
これからの華流をしょって立つ俳優だと思っています。
シャオピンのこと、覚えてくださいね。
シャオピンのhpもありますので、ぜひ一度ご覧ください。
http://www.parkcity.ne.jp/~megumi/index.htm
薬をめぐっての戦闘シーンが撮影されたのは
2004年の9月、甘粛省景泰という土地です。
切り立った高い崖が周囲をめぐる
映画のシーンそのままの場所で、
熱い太陽にあぶられながら
重くて分厚いよろいを着けての撮影
さぞや大変だったことでしょうね。
私としては
モンイー将軍と麗妃の秦国での生活や
(絵を描くシーンしか描かれていませんでした)邵兵と麗妃がモンイー将軍を待つ2000年の間の
二人の感情なども(何しろシャオピンのfanなので)
もっと描いてほしかったと思いました。
土曜日には友達を誘って
見に行く予定です。
ナングン、かっこよかったですね。なのにそんなに名前が挙がっていなくて、なぜだろう、と思っていましたよ。麗妃のいいなづけ役の韓国の俳優さんよりも役的には大きいのに、って。
そんなに人気のある役者さんだとは思いませんでした。今後チェックしてみます。