2011年03月03日

『かいじゅうたちのいるところ』

61u2JdkLSdL.jpg全く内容を知らないものの、実写化された話題の作品のようなので、アニメーション版を観てみました。
DVDは、3部に分かれて全35分。タイトル作は2つ目に入っています。
かなりの短編なんですね。
どれも、アニメーションというよりは、イラストをスライド合わせしたような動きの少ないものになっています。

第一話はアニメと歌。キャロル・キングによる作曲と歌でした。
キャロル・キングって、「ロコ・モーション」や「ユー・ガット・ア・フレンド」を歌った歌手ですよね。
大物が歌っていたことに、驚きました。


第二話はタイトル作「Where the Wild Things Are」で、絵本作家である作家の初めての絵本。
かなりペンシル跡を残したようなイラストタッチです。
主人公マックスの絵が、思ったよりも意地悪そうで、『ナルニア国』シリーズの挿絵を思い出しました。
かいじゅうは、大きくてこわいながらもユーモラス。
帰ろうとするマックスに「お願い、行かないで、僕たちは食べちゃいたいほど君が好きなんだ。食べてやるから行かないで」とすがる辺りは、カルチャーギャップというか人間から見たゆがみを感じて、おもしろかったです。
朗読は上条恒彦。

茶目っ気のある、原作者モーリス・センダックの本人インタビューも載っていました。
始めは「野生うまのいるところ」というタイトルで、馬を登場させるはずが、馬がうまく描けなかったので断念し、いろいろと試しているうちに、最終的に怪獣に落ち着いたとのこと。
「怪獣なら、うまいヘタがわからないからね」と笑っていました。

著者第二作目の「まよなかのだいどころ」も載っていました。朗読は小林克也。
どちらも、少年の夢の中でのお話で、夢と冒険にあふれています。
大人よりも子供を対象にした本の方が難しいという彼。
大人は、つまらなくても最後まで読むけれど、子供は飽きたらそこで読むのをやめてしまうからだそうで、「彼らの心をつかめなければ、賞を18個取っていても意味がない」と話していました。

「いとしいものが対象のものでないと、描けない。そしてそれは、何かに取り組む子供だ」という著者の言葉がステキで、今後彼が出す作品も、子供をワクワクさせる楽しそうなものだろうなと思いました。
posted by リカ at 12:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 【Cinema】アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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