2011年07月23日

崎陽軒横浜工場見学

1.jpg人気が高くて、なかなか予約が取れずにいた崎陽軒の横浜工場見学に、ようやく行って参りました。
場所は第三京浜港北IC近く。車ではよく通る道でしたが、実際に工場の前に立つと、クリーンで新しいビルだと気付きます。
2003年にリニューアルオープンしたそうです。

まずは、DVDで崎陽軒の歴史と、シウマイの作り方を教えてもらいました。
崎陽軒のシウマイといったら、シウマイ娘ですが、初めは全く知名度がなくて売れなかったそうです。
それがある時、シウマイ娘のことが新聞連載小説に取り上げられ、それが映画化されたことで全国的に広まり、爆発的に人気が出るようになったとか。
シウマイ娘は、当時で158cm以上ないとなれず、若い女性たちの憧れの職業だったそうです。

CIMG9810.JPGシウマイの原料は、豚肉・玉ねぎ・ホタテ貝柱・グリンピース・塩・コショウ・砂糖・でんぷんの8種類のみで、化学調味料も保存料も一切使われていないとのこと。
今どき、その製法を守ったままで、大量生産ができていることに驚きます。
つまりは、それだけの消費ニーズがあるからこそ成り立っているのでしょう。

特にぐっときたのが、帆立貝柱。オホーツク産で、だしもきちんと使ってうまみにしているそうです。
これが、崎陽軒シウマイの美味しさの秘密のように思います。
また、貝柱はどれも安全性の高い、まん丸の完全形のものだけを使用しているというこだわり。
グリンピースは上には乗っておらず、具に混ぜているとのことです。
説明を聞いているだけでおいしそう。すっかり食べたくなりました。

なぜシューマイではなく、「シウマイ」というのか?
それは、当時の社長が栃木出身で、お国のなまりのまま発音したら、中国人に褒められたからということと、シ「ウマイ」だからという、2つの理由があるとのことです。
なるほど、「うまい」が入っているとは、気づきませんでした。

それから工場見学となりました。
ガラス窓からの見学で、工場内部とは完全に分けられていますが、シウマイの作りたてのにおいが立ち込めています。
練り肉が厚さ0.3mmの繊細な皮に包まれてシウマイの形になり、箱詰めされていく様子を上から覗きました。
見たこともないほどの大量の具材に圧倒されます。
どの機械も巨大で、ひっきりなしに動いています。
だだっ広い蒸し器の中も覗いてみたかったのですが、さすがにそれは無理でした。

最後の箱詰めの時に、人の目で型崩れなどの不良品が無いか、チェックが入ります。
この時はじかれたものも、まだ作りたてなので、皮だけ廃棄して、中身はもう一度新たな皮に包むそうです。
極力無駄が出ないようになっています。

まばたきをする感覚で、どんどんシウマイが出来上がっていきます。
真空パックの機械もみました。できたてのシウマイが、袋に詰められ、空気を抜かれて出てくる様子が段階的にわかりました。
この作業で、5か月もつものとなるんですね。
ちなみにこの「真空パック」という言葉は、当時の社長がこのシウマイで命名したことで生まれたそうです。

1分につき420粒作るというこの工場では、朝の4時から夕方4時まで機械は稼働しているとのこと。
夜明け前からなんて、朝早いんですねー。
でも、朝の新幹線の売店などに並べるためには、そのくらいから作らないと間に合わないのでしょう。

一日では80万粒のシウマイを作り、車で関東近郊100売店に配るとのこと。
まったくピンと来ませんが、一番の売れ筋という15粒入りのシウマイを生まれた日から毎日食べても、146年かかるそうな。
ベルトコンベアの途中には、何か所にも金属探知器、異物検出機があり、そこに商品を通すことで、製品の安全をはかっていました。
その念の入れように、参加者からは「へえ~」と声が上がります。
確かに、このシウマイに針が混入していたという事件は、これまで聞いたことありません。

シウマイの謎が解けたような気になりました。
崎陽軒のシウマイといったら、ひょうちゃんも忘れてはなりません。
このひょうちゃん、絵柄がいろはの文字数にちなんで48種類あるそうです。
もともとは顔が無かったところに、シウマイ好きの『フクちゃん』の漫画家、横山隆一氏が顔を描いたのがきっかけだったとか。
それ以降、創業80周年にはオサムグッズの原田治氏の絵や、100周年にはアンクルトリスの柳原良平氏、そして一昨日横浜にキャッツ劇場が出来た時には、キャッツひょうちゃんが出たとか。
そのすべてが、ガラスケースの中にずらりと陳列されていました。
コレクターにはたまりませんね!

CIMG9816.JPG


席に戻ると、お楽しみの試食タイムとなりました。
シウマイが、普通サイズのもの2つと、大サイズのもの1つ、出されます。
作りたての、あつあつほやほや。
ずっとシウマイを見続けてきて、食べたい気分が高まっていた時なので、みんな完成をあげていただきます。
おいしかった~。
CIMG9819.JPG


ひょうちゃんは、プレゼントにいただきました。
これ、普通のお弁当には入ってこないんですよね。意外と巡り合う機会が少ないので、レアです。

ガイドさんに、ひょうちゃんの意味を聞きました。
そうしたら「ひょうたん型をしているからですよ。単純ですけど」と教えてもらいました。
なるほど。崎陽軒だから、きょうちゃんでもよさそうですけれどね。

それから、「以前、ひもが箱についていて、引っ張ったら蒸気が出て温められるものがあったと思うんですが、今は売られていませんか?」と聞いたら、「ああ、ジェットシウマイですね。あれが売りだされた当時、ひも付き蒸気のものが流行ったんですよ。釜飯とか。そのブームにうちものったんですけど、ブーム終焉と共に生産も中止してしまいました」と教えてくれました。
「復活希望なら、アンケートに書いて下さい。上の者も目を通しているので」とのことだったので、さっそく同行者たちと、希望を書き込みました。
お花見の時とか、入院お見舞いとかに、重宝したので、今あっても結構売れると思うんです。

横浜に住んでいる以上、身近な存在ではありながら、詳しいことはあまりしらなかった崎陽軒。
いろいろと説明してもらって、かなり詳しくなった気がします。
きちんとしたポリシーのもとに、いい素材を使って丁寧に作られているシウマイたち。
地元民として、誇れる企業があることに、改めて嬉しくなりました。
posted by リカ at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 施設体験/工場見学 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック