2012年11月21日

清塚信也 K'z PIANO SHOW 2012

plus.jpg「Comfort~ドラマ、映画、CM音楽から癒しを~」
横浜みなとみらいホール 大ホール

energy flow 坂本龍一
悲愴 第2楽章 L.V.ベートーヴェン
即興曲 第2番 D.935 F.シューベルト
間奏曲 第1番 M.ポンセ
間奏曲 ~歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より P.マスカーニ(清塚信也編曲)
(曲名不明) シューマン
間奏曲 Op.118-2 J.ブラームス
ラ・カンパネラ F.リスト
英雄ポロネーズ F.ショパン

summer ~映画「菊次郎の夏」より 久石譲
あの夏へ ~映画「千と千尋の神隠し」より 久石譲
月の光  C.A.ドビュッシー
Merry Christmas Mr.Lawrence ~映画「戦場のメリークリスマス」より 坂本龍一
龍馬伝紀行II ~NHK大河ドラマ「龍馬伝」エンディング 佐藤直紀
ラプソディ・イン・ブルー G.ガーシュウィン

(アンコール)
ジャズ風トルコ行進曲 W.A.モーツァルト (ファジル・サイ編曲)
清塚氏オリジナルアレンジによるメドレー20曲(くまばち、マリオなど)
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このピアニストについて全く予備知識がなく、(新進気鋭の若手演奏者かな)と思って聴きに行きました。
『のだめカンタービレ』の主人公、千秋役(玉木宏)の吹き替え演奏をした人だそうです。
先日観た『旅の贈りもの 明日へ』にも、のだめで演奏指導をした須磨和声が俳優デビューしていたため、(のだめ効果はすごいものだなあ)と改めて驚きます。

若手ながら、横浜みなとみらい大ホールでリサイタルを行うなんてすごい集客力。
観客は女性が圧倒的に多かったです。スターのように大人気。

プログラムを見る限りでは、よく聴くメジャーな曲目が並んでいるため、(ムードプレイヤーなのかな)と思いました。
はじめはイメージ通りに繊細で硬質な演奏をする人だなと思ったら、曲が変わるとうって変わってくだけたジャジーな弾き方をしたり、なかなか遊び心を持っている人。
途中、MC時間をかなり多く設けているのも、あまりこれまでのピアノコンサートでは見ないことです。
観客慣れしている感じがしました。

細かな鍵盤タッチをするかと思えば、豪放で大まかな表現をしたり、演奏スタイルに縛られない自由な感じが魅力でしょう。
MCはこなれていて、話もおもしろかったです。
1800年代は、スターとしての作曲家が台頭したロマン派時代で、クラシックが浮世離れしたイメージがあるのは、この時期の人たちのせいだとか、シューマンはピアニストになりたいと練習をしすぎて指を痛め、夢果たせずに精神を病んだ話や、どろどろの恋愛模様などを語ってくれました。

かなり気さくなお兄さんという感じです。
演奏も、若々しさと軽快さ、それと同時に軽みも感じました。
まさに「のだめ」のイメージ。フレッシュだということでしょう。
『ラ・カンパネラ』は、ミスタッチが多く、うーむという感じでしたが、ほかにも難曲を次々と弾きこなしているため、決して下手なわけではありません。
上がっているのかな?ステージ経験値かしら?と思いながら聴きました。

典型的ピアニストのようなストイックさが見られず、さらりと弾きこなしているよう。
気迫に満ちた集中力よりも、ふわっとしたさりげなさが持ち味なのかもしれません。

ベートーベンの『月光』とドビュッシーの『月の光』を聴き比べるとわかるように、ピアノの改良によって作られる曲も変わってきた、という話に、なるほどと思いました。

『のだめ』の演奏シーンで、「もっと天才っぽく弾いて下さい」と言われて落ち込んだり、逆に『神童』の時には落ちこぼれっぽく弾けずに下手な練習をした、というエピソードも、おもしろおかしく教えてくれました。
来年公開の映画『さよならドビュッシー』では、いよいよピアニストとして俳優デビューするそうです。
華がある人で、今後ますます人気が出ていくだろうと思いました。

余談になりますが、『英雄ポロネーズ』演奏直後の休憩時間で、そばにいた二人連れの女性が「英雄ポロネーズっていったら、水谷豊よね!」と言いだしたので、気になって耳をそばだてると
「『赤い激流』で、宇津井健と出てたじゃない」「『赤い運命』じゃなかった?」「それは伊勢湾台風の話で、桜田淳子が出ていたのよ」「撃たれちゃうのはどれだっけ?」
などと、かなり古い「赤いシリーズ」の話題をとても熱く語っており、さっぱりわからないながら、なんだか愉快な気持ちになりました。
後で調べてみたら、桜田淳子じゃなくて山口百恵でしたが…(笑)。
posted by リカ at 19:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 【music】Classic・ピアノ | 更新情報をチェックする
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