2015年09月30日

目黒雅叙園・百段階段「華道家 假屋崎省吾の世界」

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目黒雅叙園創業プレ88周年特別企画第16回。
目黒雅叙園で10月1日から開催される、假屋崎省吾・生け花作品展の先行内覧会にご招待いただきました。

今年で第16回目となる、毎年この季節恒例のイベント。
雅叙園の百段階段と假屋崎氏の生け花という組み合わせは、ゴージャスさが倍の倍くらいありますね。

都の指定有形文化財である百段階段を上るのは初めて。前々から気になっていただけに、嬉しい機会です。
文化財保存のため、百段階段には靴を脱いで上がりました。
(写真撮影には主催者の許可を得ています。会期中のトワイライト見学では、写真撮影OKです)

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ケヤキで作られた古めかしい木の階段。上がって行くごとに部屋7つがあります。
各部屋も廊下も、天上に描かれた金箔の絵が豪華。
梁には螺鈿も埋め込まれています。
見るからにわかる、一流の建築と美術。なんて豪華絢爛なんでしょう。
どの部屋も、意匠を凝らしたものとなっており、贅の極みを感じさせます。

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そこに大胆で華やかな作品を手掛ける氏の生け花が所狭しと置かれており、圧倒的なほど迫力のある美が見る側に向かってきます。
見ている側が、息をのんでしまうくらいに堂々とした美の主張。
「美は正義」と言っているかのようです。

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今回のテーマは琳派400年にちなんで『和美共感』だそう。
確かに氏の作品は、きらびやかで勇壮な琳派の作風に合うでしょうね。

天上に届くのではないかと思うほどの大きくダイナミックな作品が、多数展示されています。
流木に薔薇を合わせるなどといった、素人目にも難しい組み合わせが、会場のあちこちに展示されています。
氏がデザイン・プロデュースした着物も、数多く飾られていました。

花に壁に天井に、至る所に目を奪われて、見る側は翻弄されんばかり。
植物と建物の圧倒的なまでの美しさを間近で見ることができます。

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中でも気に入ったのは、「清方の間」。
鏑木清方の美人画を背景に、斬新な生け花が置かれている様子は、時代を超えて重ねられる美を感じさせます。

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各作品にタイトルはついていませんが、使った花の産地が記されていました。
京成バラ苑や鹿児島県、JA佐久浅間など、産地のブランド化をアピールしているとのことです。
花による町おこしとは、すてきな活動ですね。
こういった関連産業の活性化への取り組みは、ぜひとも応援したいです。
氏の作ったガラスの花瓶もすてきでした。

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ミュージアムショップには、彼プロデュースの切り花鋏がありました。手のところがカラフル。
また、やはり彼プロデュースのルピシアのバラの紅茶がありました。
普通の店舗ではなく、こういった場所でのみとりあつかっているのだそう。
試飲させていただいたら、香りも味もバラで、お上品な気持ちになりました。

とにかく豪奢な展示会。
目を休めようと会場を離れようとしたところに、假屋崎氏ご本人がいらしたので驚きました。
とても気さくに来場者に話しかけてくれ、2ショットも撮らせてくれます。
日本中にファンが多いのも、うなずけます。
トレードマークのブロンドの長髪にフランス貴族のような服装で、ロココな感じでした

記者会見で「私は、平成の花咲かじいさんになる」と話した假屋崎氏。
その言葉通り、日本中に花を振りまいています。
期間中は、何度も会場に見えて、随時サイン会をされるとのこと。
時が停まったかのような雅な百段階段、そしてこの人あってのこの展覧会。
人を圧倒する美を作り上げるということのすごさを目の当たりにできた機会でした。

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■開催期間 2015.10.1(木)-10.25(日)

■公式サイト 目黒雅叙園 「華道家 假屋崎省吾の世界」
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