2016年02月08日

ソニー・フィルハーモニック・オーケストラ 第29回演奏会 

SPO29th.jpg2月7日 ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮:船橋洋介
曲目
・フランク:交響曲ニ短調
・エルガー / エニグマ変奏曲
・エルガー / 行進曲「威風堂々」第1番

高校時の部活のOBの方がチェロで演奏されるということで、母と聴きに行った演奏会。
そういっても、この方は高校時には吹奏楽部で別の楽器を吹いていたそうで、幅広さに驚きます。
ミューザ川崎に入ったのは初めて。駅の隣の建物といったところで、雨でもぬれずに行けるアクセスの良さ。
シンフォニーホールはまだ新しくてデザインも音響もよく、すばらしいホールが近くにあったことを知りました。

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フランクの『交響曲ニ短調』を初めて聴きました。重厚な響き。
フランクが唯一てがけた交響曲。
4楽章ではなく、3楽章構成になっている点が珍しいです。

ベートーヴェンが亡くなる5年前に作った『弦楽四重奏曲第16番』の最終楽章の主題の動機が、この曲の全編に取り入れられているそうです。
ベートーヴェンへのオマージュなんですね。
フランスの作曲家の割に、あまりフランスらしさがない雰囲気の曲だと思いますが、彼はドイツ家系だったそうで、ベートーヴェンやドイツロマン派音楽からの影響を色濃く受けたそうです。

第2楽章の冒頭に流れるクラリネットの愁いを帯びたメロディの美しさが、とても印象に残りました。

休憩をはさんで、エルガーの『エニグマ変奏曲』。
タイトルは知っていましたが、主題のほか14変奏まであるのに驚きます。
変奏曲(variations)といわれる通り、多岐にわたったメロディでした。
エニグマとはギリシア語でなぞなぞ、謎解きという意味なんだそう。
主題とはまた違う主題が存在すると本人が言ったそうですが、その謎はまだ解けていないそうです。

最後の曲『威風堂々』は、よく聴きなれた曲。
英語のタイトルは「Pomp and Circumstance」。シェイクスピアの『オセロ』の中のセリフからなんだそう。
毎年夏に開催されるBCCプロムス音楽祭では、必ずこの曲が演奏されて観客たちが総立ちになり、膝で拍子をとるのだそう。
帰宅してから動画を探してみたら、果たして観客席では、みんな楽しそうにポコポコ膝の屈伸をしていました。

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中間部、ト長調のトリオには「Land of Hope and Glory(希望と栄光の国)」というタイトルの歌詞がついていると初めて知りました。BCCプロムス音楽祭では観客が大合唱するそうです。
イギリスの第二の国歌のようなものですから、確かに歌詞があって当たり前ですよね。

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プログラムにオルガニストの紹介が載っていたため、ソロ曲があるのかと思いきや、エルガーの二曲で、管弦楽と一緒にホールの大パイプオルガンを演奏していました。
ただ、オーケストラの音にまぎれて、オルガンの音は聴き取れませんでした。

指揮者は初めて見る方でしたが、軽やかで表情豊かに指揮棒を振っていました。
演奏後に指揮者に贈呈された花束がとても大きく、指揮者から花束を託されたコンマスが、花束でよろめきそうになっていたほどでした。
満足の演奏会でした。
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