2016年03月08日

夏井いつき句会ライブ

DSC_0402.jpgat 三重テラス、3月3日

TBSの『プレバト!』で「俳句の才能査定ランキング」コーナーを担当している俳人の夏井いつき先生。
『超辛口先生の赤ペン俳句教室』という本を出しているように、番組内でもビシビシ歯に衣着せぬ物言いで、芸能人たちの作品をバッサリと指導しています。
有名人たちもかたなしといった様子は、見ていて圧倒されますが、的確なことを言っているため、聞いていてためになります。
そんな先生の句会に、まさか自分も参加する日が来ようとは。
こてんぱんに罵倒されたらどうしよう。

そう思いながらも、怖いもの見たさが勝って、会場に足を運びました。
場所は三重テラス。三重ゆかりの方なのかと思いましたが、松山出身とのこと。

まず夏井先生が三重とのつながりを語ってくれました。
今では日本中で句会ライブを行っているそうですが、ことの発端は、三重県の方にそういった企画を持ち込まれ、(ご本人いわく)「拉致されて伊勢に連れて行かれた」そうです。
その時の担当者がこの日会場におり、かなりネタにされていました。
「あんこが苦手なのに赤福を出された」とか、「伊勢神宮は駆け足見学だった」とか。
ワガママなのではなく、「俳句を作る時は歩くペースが違う」からだそうです。
そのイベントがきっかけになって、句会ライブが開催されるようになったというお話でした。

また、俳句といえば芭蕉。
蕪村などもいますが、やはり芭蕉が横綱だそうです。
「子規はまだまだ、前頭一枚目程度」だそう。
芭蕉は海外の人にとってもバイブルで「芭蕉の句を翻訳ではなく読めるなんて」と羨ましがられるそうです。
たしかに、英語の俳句は、どうも情緒がわからないんですよね。
芭蕉は伊賀の国出身なので、やはり俳句と三重は関係が深いということです。

彼が頂点に君臨する俳句の山。
まだ俳句をやっていない人は、俳句の山の裾野に立ったばかりの人たちということで、先生は「チームすその」と呼んでいました。
私も「チームすその」のメンバーです。

俳句は季語を入れた五七五の句。
作る時には、季語ではないフレーズから作るのがいいそうです。
まず季語から作ると、そのイメージに引きずられ、ワンパターンになってしまうのだとか。

たとえば、全然俳句にならなそうな
「のぶこはキツイ奥さんです」という言葉。
これに
「春の夜」を付けた場合には、(そうはいってもラブラブっぽいじゃない)と思えます。でも
「木枯しや」を付けた場合には、別離を予感させるような荒涼としたイメージがつきます。
どちらも季語ですが、がらりと雰囲気が変わることがわかりました。

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そうした俳句の説明のあとに、参加者みんなで句を作ることになりました。
参加者だけでなく、スタッフも全員参加というのが先生のポリシー。
みんなで机に向かいます。
今回の聴講者は50人ほどですが、いつも句会ライブには数百人集まるそうです。
この時も(先生いわく)追っかけの人が来ていました。

席題は「三」。三がつく言葉を使って句を作ります。
いくつか挙がった中で、誰かが「三下り半」と言っていました。
「三日月」は季語なのでダメだそうです。

月と言えば、先生のいつきという名前は本名で「伊予の月という字なんですよ」と教えてくれました。
ロマンチックな話に、会場は(ほう)とざわつきます。
「そういうとキレイだけれど、実際には爺さんが囲ってた芸者の名前なんだけどね」
急降下のオチがついて、会場は笑いの渦。自分のことも落としてネタにするところが、気持ちがいいです。

みんなの作品が集められ、その中からいくつかが採り上げました。
会場に投影されている「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」という標語つきの三重のマークを見て、
「実はそれ ぜんぶ三重なの 春の月」みたいな句を作った人が2人もいて、早速先生にツッコミを入れられていました。
フリーダムだわ~。

私が気に入ったのは
「春の朝 三つ編やっと 結わけたよ」
女学生の通学前の様子が目に浮かびました。
作者のは、この日取材に来ていた新聞記者の女性でした。

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いい作品が5句出され、みんなの挙手で一位が決まりました。
スタッフまで全員参加の他の句会。最後は大盛り上がりで終わりました。
「チームすその」の私の句はまったくダメでしたが、楽しかったです。
恐れていた先生の毒舌は、実際はそうでもなく、俳句への愛に満ちたおもしろい方だと分かってほっとしたし、ファンになりました。
思っていたよりも川柳に近いものだと感じた俳句。
ぐっと身近に感じられるようになりました。

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帰りに建物の外に出ると、向かいのマンダリンオリエンタルホテルがまばゆく輝きながら、こちらを見下ろしていました。

<!-- チームすそののみなさーん、「風光る」という言葉を覚えて帰りましょう

初桜 そぞろ歩きや宵三味線
三毛猫の 恋は実るか 路地の裏

下手な時は俳号で。本名はコケルと恥ずかしい 群青くじらさん
三枝師匠 浮気はダメよ

お友達だという『忍たま乱太郎』の作者、尼子騒兵衛氏は、自分の家も忍者屋敷風にしたと教えてくれました。
一緒に忍者屋敷に行く約束をしているそうです。

マネージャー兼アシスタントの旦那さん
阿保統括官 EUのファンロッパンさんは国際俳人で句集を2冊出している
オリジナル色-->
posted by リカ at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 【events】体験コース | 更新情報をチェックする
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