2016年05月11日

プラネタリウム「初夏の火星観光」

09_o.jpgこの日の日の入りは18:34。前日の夕焼けがとても赤かったのが気になると解説員。
ロマンチックだったなあと思い起こしていると「黄砂かもしれないから」と冷静に分析していました。科学者ですね。確かに黄砂が多くなる日だと予報で言っていました。

今月の月は、一番星の出る少し前にすぐ沈むため、観られる時間は短いです。
木星に見える縞は、雲。直径は地球の11倍あるけれど、太陽の10分の1倍だそうです。
太陽って巨大なんですね。

今月のテーマは火星。
火星には、長さ4000kmに達する巨大な「マリネリス峡谷」があります。
「火星のグランドキャニオン」と呼ばれますが、実際のグランドキャニオン(長さ446km)の9倍近い長さ。
直径6779kmの火星の1/3周分になるそうです。

マリネリス峡谷の西端には「ノクティス・ラビリントゥス(Noctis Labyrinthus、夜の迷宮)」と言われる網の目状の地形があります。詩的な名前ですね。
火星にあるオリンポス山は、太陽系内の天体の中で最高峰の高さ22km。富士山の5-6倍もあるのは、重力が少ないからだそうです。

5/31には、2年ぶりに火星が地球に接近するそうです。
周期の関係で、その次に接近するのはやはり2年の2018年7/31。
今回よりもさらに近くに見えるとのことです。

それから星座の話になりました。
5千年前の人が作ったと聞くたびに(よく今まで伝わってきたなあ)と感慨深い気持ちになります。

今回は、連休で子供が多かったためか、「絵が無くても星座に見えるか?」と言う試みをやっていました。
獅子座は、首のあたりがなんとなくわかるような…。

かに座は絵を消すと全くわかりません。明るい星が少ないからです。
でも、かに座にある散開星団、プレセベ星団は、手持ちの双眼鏡から見えました。
ちょうどカニがあぶくを出しているような形です。

大ぐま座の中にあるひしゃく星(正式名称は北斗七星)。
西洋は大ぐま座の方で、北斗七星は日本・中国という解説だったような。
英語の教科書にBig Dipperの物語が出てきた記憶があるので、そうでもなさそうに思います。

北斗七星にあるミザールとアルコルは、ここのプラネタリウムで覚えたおなじみの二つ星。
北斗七星の柄の3つの星のカーブをそのまま延ばしていったところにある星、うしかい座のアークトゥールス(α星で1等星)、おとめ座のスピカ(α星で1等星)が「春の大曲線」。さらにスピカとアークトゥルスと、しし座のデネボラ(2等星)で「春の大三角」になります。

spring_img02.jpg


1光年とは、光が1年間に進む距離で、距離にして約9兆4600億Km。
春の夜空に輝くオレンジ色のアルクトゥルスと白色のスピカは、一対の星と見られて「春の夫婦星」とも呼ばれますが、実際にはかなりの距離があります。
アルクトゥールスは37光年、スピカは250光年。今見ているスピカの輝きは、江戸時代のものです。考えるだけで、気が遠くなりそうです。

星空に映し出された男性の絵。
「ヘラクレス?」という子供のささやき声が聞こえましたが、それはうしかい座でした。
牛飼いというと彦星の牽牛を連想するため、青年のイメージがありますが、こちらはいいおじさんです。
牛飼いなのに、牛を連れておらず、近くにあるのは猟犬座。
うしかい座のアルクトゥールスは「熊を見る」という意味。大ぐま座が牛を食べないように、猟犬を連れて見張っているのだそうです。

翌朝の日の出は4:42だそうです。
日が長くなりましたね。

目下、火星調査中のNASAの探査機キュリオシティから、いろいろと最新情報が配信されているとのこと。
ちょうど映画『オデッセイ』の原作『火星の人』を読んでいるところなので、興味深く聞きました。

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