2016年05月26日

切り絵アーティスト福井利佐ワークショップ&トーク

13244818_10206418706093104_7405861522258802378_n.jpgACC-608 by 福井利佐(切り絵アーティスト)
at +PLUS ショールーム

古くはお札や神社で用いられていた「切り紙」。
切り紙の発展形として、昭和の頃から出てきた芸術が、切り絵だそうです。
『モチモチの木』の挿絵を手掛けた版画家の滝平二郎さんが、打合せの時に、版画代わりに切り絵を作り、見本として見せたのが始まりと言われているそうです。

「切り絵」と聞いて、落語家が喋りながらハサミを回して紙を切っていき、客のリクエストの形に仕上げるものを想像していた私。
先生の作品を見て、なんだか違うものだと分かりました。
私が考えていたものは「紙切り」という伝統芸能でした。似てるけど別のもの〜。

先生は、中学の時に切り絵クラブに入ったのが出会いだったとのこと。
図工の先生が、授業で教えられない表現を教えたいと、作ったクラブだそうです。
当時製作したという作品から、既に大人顔負けの精緻なリアルさがありました。

能の「宝生流能楽公演」のポスターをずっと手がけているそうです。
次回の『土蜘蛛』のチラシを頂きましたが、どう眺めても細かい線描のイラストのようにしか見えません。切り絵とは驚きでした。怖いくらいの迫力でした。

以前手掛けたという般若の顔のポスターも、かなりの恐ろしさでしたが、「般若はすでに成仏している鬼なので、どろどろではなくすっきりさを出すように手がけました」とのこと。
そうなんですかー。知りませんでした。

切り絵作家はデザインから完成までを一人で考える作業。
構想を練って固めるまでが長く、実際に手を動かしている作業時間はそれほどでもないそうです。

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私たちも切り絵を体験してみました。
手始めに、簡単な丸と線を切ってみます。
下書きの絵はどこかに必ずつなげて書くことや、小さい面から切るといった決まり事を教えてもらって、完成。
うん、なんだか楽しいわ。

それからこの日の参加者25名で、大きな共同作品を作ることにしました。
まずは、一人一人が好きに直線と曲線を描いて下書きを作ります。
それを25等分した紙をめいめいに配り、切り絵を作って行きます。

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私が担当したのは、一番左の真ん中のますのデザイン。
最後に色紙を貼るなどして、アクセントをつけたものを、ふたたび集めて、もとの下絵通りの順番に合わせます。

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そうしてできたのが、この作品。
色が密集しているところがあったり、抜け感を感じるところがあったりと変化に富んでいます。
よく見ると、直線も曲線も枠を超えて繋がっていて、なかなか見飽きない作品になりました。

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楽しかったです。日々のデスクワークは単調な手作業なので、普段眠っている部位の脳がちょっと刺激されたような気がしました。
posted by リカ at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 【events】体験コース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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