2020年01月16日

特別展 天空ノ鉄道物語(その1)


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1. 会について

六本木ヒルズで初めて開催される、大規模な鉄道関係の展覧会。
会場は、六本木ヒルズ森タワー52階の全フロアを使った、森アーツセンターギャラリーとスカイギャラリーの2カ所。
コアな鉄道ファンや年配の人向けの内周エリアと、一般の人や子どもも楽しめる外周エリアに分けて、構成されています。
館内は、例外はありますが、基本的に写真撮影可。
この展覧会について、2回に分けて報告します。

今回は森アーツセンターギャラリーの内周エリア。
ここには、旧国鉄時代から1990年代までのJR資料が展示されています。

2. 硬券切符とダッチングマシーン

券売所では、チケットと一緒に硬券の乗車切符を渡されました。
「六本木から 六本木ヒルズ経由 天空駅行き」と印字されています。
(わあ、なつかしい。記念になるわ)と思いましたが、もらっただけではありませんでした。

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ダッチングマシーンが置いてあったのです。
硬券をこれに通すと、自分で来場日付を打刻できます。

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機械にはめた硬券をスライドさせると、ガチャン!という重い音がして、その日の日付が入りました。
これは嬉しい!

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改札鋏(改札パンチ)もありました。各駅ごとに形が違います。
自動化する前は、改札に駅員さんが立って、リズムよく鋏を入れてくれたものですね。
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右下はタブレットです

私が最後に硬券切符を使ったのは、上信電鉄の高崎駅です。
JRの駅でまだ残っているかは、わかりません。
もはや、切符さえも使わないIC乗車券がメインになりつつありますからね。

3. 昭和期の上野駅改札口

どこかなつかしさを覚えるレトロな入口に向かいます。
1964年の上野駅の改札口を再現したものだそうです。
夜行列車の行き先が書かれたビラビラ(正式名称わからず)が、のれんのように下がっていました。
タイムスリップしたみたい。

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かつての上野駅は、石川啄木が
" ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく "
と記した場所。
盛岡出身の啄木にとって、上京してまず降り立ったのが、東北方面からの東京の玄関口とだった上野駅でした。
入口で待っている駅員さん、じゃなくてスタッフにチケットを渡し、押印してもらって、中に入ります。

4. ヘッドマーク

寝台列車や特急のヘッドマークが、壁一面に飾られています。
鉄道ファンは、さっそく動けなくなりそうですね。

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いろいろあるものですね。
いつかどこかで見たことがあるようなものも。
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カーフェリーの列車版、三日月マークのカートレイン!

鉄道好きの母が、ひとりで(=家族を置いて→みんなブーブー)乗った北斗星や、家族全員が乗りたがっていたトワイライトエクスプレス・カシオペアのヘッドマークも飾られていました。

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北斗星

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トワイライトエクスプレス

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カシオペア

どれももう走っていないなんて、寂しいものですね。
新幹線が増えるにしたがって、夜行列車はどんどん姿を消し、今残っているのは「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」のみ。
ブルートレインとか、男の子たちに大人気だったのに。
夜行列車も、なんとか復活してほしいものです!

5. トワイライトエクスプレス

豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス」の食堂車が、原寸大で再現されていました。
後継の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」に変わり、今はもう走っていない車両です。
一度は乗ってみたかったのですが、人気が高くて、まったく予約が取れませんでした。

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再現食堂車の中には入れませんが、窓から中をのぞけます。
電車の中とは思えないシックな内装で、落ち着いた雰囲気。
オリエント急行のようなゴージャスさがありました!

6. 新幹線の座席

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昔なつかしの初代0系新幹線。丸っこい先頭部が特徴で、その部分は現物です。
最初は新大阪までだったんですか!短い!

昔の新幹線の座席は、狭かったんですね。
今の新幹線に慣れた目で見ると、ビックリするほど小さく思えます。
ここから座席サイズも大きくなり、脚元も広くなり、ずいぶん座りやすくなりました。

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座席の上に飾られているのは、かつての路線図。
北海道内を走る電車の多さよ!
今の路線図は、もうスカスカになっていますね。
そしてどんどん、消えていってしまうんでしょうね。

7. 青函連絡船

これまで考えたことはありませんでしたが、青函連絡船って国鉄のものだったんですね。
船なのに。
東北本線・奥羽本線の青森駅と、函館本線の函館駅とを結ぶ鉄道連絡船という立ち位置だったため、普通のフェリーとは違うものだったと、この場で知りました。

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たぶん平成の人には伝わらない昭和の置き土産、ペナント

1988年(昭和63年)に廃止となり、就航時は乗ったことがありませんでしたが、青函トンネル開通記念博覧会(青函博)で復活運航した時に、「無くなる前に乗せておきたい」という船好きの母に連れられて、青森まで乘りに行きました。

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もうこの航路はなくなってしまうというセンチメンタルな雰囲気と、だからこそ最後を満喫しようという華々しさが入り混じっていた当時の船内。
その時の思い出は強く残っています。

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模型を見て、よくできた作りだったんだなあと改めて実感。

青函博の青森会場を見て、青森から青函連絡船に乗って函館に向かい、青函博の函館会場を見たのちに、帰りはJR北海道の津軽海峡線に乗って、開通したての青函トンネルを通って来ました。

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手作り感満載のしおり。今では、むしろこういうものの方が欲しい!

世界最長の青函トンネル内には、吉岡海底駅と竜飛海底駅がありました。
海の底にある駅なんて不思議。
空の上の銀河鉄道とは逆のロマンにあふれています。

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電車の中から駅を眺めるだけでしたが、その時は、たしかドラえもんが寝ているのが見えましたね。
二つの駅とも、北海道新幹線の開通に伴って、今は廃止されています。

8. 車掌の制服

JR7社の車掌の制服がずらりと並んでいました。

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JR7社とは、JR北海道、JR東日本、JR東海JR、西日本、JR四国、JR九州と、JR貨物。
JRの制服はみんな統一していると思っていましたが、それは国鉄時の話で、民営化された後は各社のデザインになったようです。
JR貨物も一つの独立した会社なんですね。(ビギナーで済みません)

9. 時刻表コレクション

時刻表がずらりと並んだライブラリーがありました。
マニアはたまらんでしょう。

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1964年の旧国鉄時代からのJR時刻表が、びっしりと並んでいます。
図書館の書庫のような秩序と重々しさ。迫力があります。
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中身を読むことができる時刻表もありました。

10. 鉄道写真コーナー

鉄道写真家・中井精也氏の写真コーナーがありました。
彼のTV番組「てつたび」はよく観ています。
三陸鉄道開通時の写真を中心に展示されていました。

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三陸鉄道開通のヘッドマーク

去年、感動的な再開通を果たしたのに、昨年の大型台風の被害を受けて、またもや不通になってしまいました。
その後が気になっています。
再開したら、応援の意味も込めて、三陸鉄道全線に乗ってみたいなあ。

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鉄道のイメージシールを一枚選んで壁に貼るコーナーでは、ロマンをチョイス

未来の鉄道、リニアモーターカーも紹介されていました。
その2に続きます。次回は外周エリアをご紹介します。


posted by リカ at 17:48| Comment(0) | 【events】その他 | 更新情報をチェックする
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