2004年01月11日

『DIVA ディーバ』

[1981] ジャン・ジャック・ベネックス監督
フレデリック・アンドレイ, ウィルヘルメニア・フェルナンデス, リジャール・ポーランジェ

diva.jpgベネックス監督の代表作と言えるだろうこの映画はどんな作品なのか、前から気になっていた。主人公役はアングラードだと思っていたので、(なんだか雰囲気が違うな)と思ったら、全く違う俳優だった。アングラードよりも端整な顔の人だった。
今観るとかなり古めのファッションモードだけれど、それがかえって新鮮。でも始めから強調される、アクの強いディテールが気になる。オペラを聴きに行くのに、コンサートホールにバイクのヘルメット持ち込みで入る主人公ジュール。ありえないんじゃないかなあ?普通はクロークに預けるでしょう。

彼の部屋はコテコテにアメリカナイズされていて、普通のフランス人だったら眉をひそめそう。でもポストマンという職業にしては広くて凝った部屋になっている。この映画はまだCDがない時代で、レコードがたくさん出てくるのがレトロな感じ。

ディーバはシンシア・ホーキンスという黒人のオペラ歌手。全編を通して何度か流れる、カタラーニの「ワリー」を歌う彼女の声には実に圧倒される。確かにとても美しく魅惑的な声。この女優さんは現役のオペラ歌手なのかな?おそらくそうだろうと思う。 > More
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2003年07月15日

『星のない国 Le Pays sans etoiles』

[1946] at 日仏会館ホール
ジョルジュ・ラコンブ監督、ジェラール・フィリップ、ジャニー・オルト

etoile.jpg日仏会館のMARDI CINE-CLUB。仕事帰りに行ったため、18:00からのレクチャーには間に合わず、18:30からのDVD上映になんとか滑り込みセーフだった。
今回は大好きなジェラール・フィリップの初主演映画ということで、ぜひとも見たかった作品。
いつ見ても、完璧に近い、本当にすてきな俳優だと、ため息をつきながら鑑賞。23歳の時の作品だという。
相手役の女優さんはもちろんきれいだけれど、当時の流行らしく、びっくりするくらい極細眉なので、能面のような顔になってしまっている。

原作は、ピエール・ヴェリーの幻想小説なんだという。夢かうつつか、といった場面の交差が、昔ならではの撮影手法で表現されていて、レトロ感たっぷり。

配布された資料によると、フランス映画の黄金時代は1930年代で、詩的レアリズムと呼ばれる文学的格調の高さが特徴だったらしい。当時活躍したのはマルセル・カルネ、ジャック・フェデール、ジュリアン・デュビビエ、ジャン・コクトー、ジャン・ルノワールなど。 > More
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2003年06月21日

『イン・マイ・スキン Dans ma peau 』

[フランス映画祭] at パシフィコ横浜 会議センターメインホール
脚本・監督・主演 マリナ・ドゥ・ヴァン

skin.jpg昨日でフランス映画祭の良さを知った私、遅まきながらあれこれと観ようとするけれど、観たかった「ローベルジュ・エスパニョール」「畏れ慄いて」そしてクロージング作品「アドルフ」は、既にSold out。気が着くのが遅かったわ…ということで、何も考えずこれを見る。

今日はペレーズではなく、老年の女性がまず登場した。で「皆さんの中でUFOを見たいと思ったことがない人はいますか?いませんよね。そういう皆さんにとってこの作品を見るのはとてもラッキーなことです。」などと言っていたので、てっきりUFOが出てくる話かと思ったけれど、全然違った。聞き間違えたのかな?通訳の日本語だったんだけど。

主人公は、転んで足にひどい怪我を負うけれど、なぜか痛みを感じない。医者に皮膚を元通りにするには手術が必要だと言われても、その気もない。その傷がやけに気になり、ある時発作的にもっと自分の足に傷をつけてみる。友人や恋人に心配されても、収まるどころかその行為はどんどんエスカレートし、腕や胸、顔までもナイフを入れていく。だからといって狂人になったわけでもなく、発作的な衝動が収まると、その傷の言い訳のために車を茂みに突っ込ませて事故で負ったように見せ掛けまでする。 > More
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