2017年09月07日

ソニーフィルハーモニックオーケストラ 第31回演奏会

sonyフィル.jpg指揮:橘直貴
<曲目>
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
シューマン:交響曲第4番(1841版)
ブラームス:交響曲第2番

高校の部活の大先輩がチェロで演奏されるので、聴きに行きました。
ここの定期演奏会は、毎回時期が変動するとのこと。ちなみに次回は6月開催だそうです。
ほかの演奏会との兼ね合いの関係かと思いましたが、楽団の都合ではなく、ホールの確保状況によるからだとのこと。
毎回同じ時期に開くことよりも、いいホールが取れた時を優先するというのが、また音響にこだわるソニーらしい決め手です。

さすがはソニーというべきか、全体的に安定した聴きやすい演奏。
客層もさすがはソニーというべきか、男性が多く、割とカジュアルな格好の方が多かった印象を受けました。

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ミューザ川崎外観。入り口前ではライブが行われていました。


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いつ来ても圧倒される、このホールのデザイン的な美しさ。


今回の曲目は、シューマンとブラームスの交響曲。
お互い親交があった2人の曲なので、どこか通じるものがある感じがします。
シューマンの交響曲第4番が「1841版」と書かれているのは、初稿版だという意味だそうです。
後の1853年に改訂版を出しているものの、ブラームスは1841年の初稿版の演奏も気に入り、1889年に演奏された後に、再度出版されることとなったそうで、つまりは交響曲第4番は、2つバージョンがあるそうです。

ブラームスの交響曲第2番は、1877年作のもので、その2年前にウイーン・フィルにチューバ奏者が招聘されたこともあり、チューバとトロンボーンがともに演奏する楽譜が作られたのだそう。
そうした歴史的な事情を知ると、また興味深く聴けるものです。
ブラ1を20年間かけて作ったブラームスでしたが、このブラ2はたった3ヶ月で作ったというのもおもしろいところ。
次回、ブラ1を聴く時には、チューバが登場しているのかチェックしようと思います。

これまで気づきませんでしたが、奥の方の通路に、このホールで演奏した著名音楽家のサインが飾られていました。

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オーボエ奏者、今は指揮者の宮本文昭氏。


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天国に行かれた中村紘子氏。


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イーヴォ・ポゴレリッチも来ていたとは。いつか聴きたいピアニストです。


館内ミュージックショップ「プレリュード」の絵が上手で、足を止めて見とれました。

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まごうことなきバッハ!
posted by リカ at 15:43| Comment(0) | 【music】Classic・オーケストラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月29日

東京工業大学管弦楽団 第156回定期演奏会

pic29thum2.jpg2017年5月27日Sat.
めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮: 末永 隆一

 <プログラム>
G.ヴェルディ 歌劇「運命の力」序曲
G.ビゼー 「アルルの女」第1組曲
J.ブラームス 「交響曲 第1番 ハ短調」

東工大オケを聴くのは、これで2回目。前回の演奏がとてもよく、さらに今回のプログラムは好きな曲ばかりだったので、今回も母と一緒に聴きに行きました。

学生オケにしてはかなりレベルが高いと思います。本人たちの演奏力はもちろんのこと、各パートについているトレーナーの腕がよいのでしょうか。

歌劇「運命の力」は、ふだん歌劇ではなく曲でばかり聴いているため、序曲しか知りません。タイトルの力強さに反して、登場人物は相思相愛の男女なのに、メロドラマが転じてシェイクスピアの悲劇並みに救いのないストーリーだということを知りました。

「アルルの女」も、悲恋です。おおよそにして、悲恋ものだとドラマチックな曲になるということなのでしょうか。曲調に合ったキレがある演奏でした。

ブラームスの「交響曲 第1番」は、かなり時間をかけて作ったとは知っていましたが、完成までに足掛け21年かかったとのこと。完璧主義なんですね。
お父さんがコンバス奏者だということも、解説で知りました。
ブラ1は、オーボエにクラリネット、フルートにホルンと、ソロ楽器の見せ場が各所にありますが、第2楽章には交響曲にしてはめずらしく、ヴァイオリンの長めのソロもあります。ここをコンマスが美しく弾ききったので、拍手喝采しました。

アンコールはブラームスの「ハンガリー舞曲 第5番」。今回も満足度が高い演奏会でした。
演奏後、指揮者が拍手を浴びながら一旦ステージから下がる時、普通はさっそうと足早に歩くものですが、この指揮者は前回も今回もかなりゆっくり歩く人だなあと思って眺めていました。力を出しきって憔悴しているのか、拍手の時間を長く持ちたいのか、また違う理由なのかは、わかりませんが。

2016年12月28日

東京工業大学 第155回定期演奏会

at ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮: 末永 隆一
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J.シベリウス『交響曲第2番』
E.フンパーディンク 歌劇『ヘンゼルとグレーテル』より「序曲」
P.I.チャイコフスキー バレエ音楽『くるみ割り人形』より抜粋
シベリウス 『カレリア組曲』より「行進曲」


東工大オケの演奏を初めて聴きに行きました。
大隅栄誉教授のノーベル賞受賞でおめでたい大学ですし、明るい演奏が聴けると期待して向かいます。
今回は、大学の創立135周年記念特別演奏会。
同行の母は、団員は男性ばかりだと思っていたようで、女性が多いと驚いていました。

『ヘンゼルとグレーテル』の歌劇があるとは知りませんでした。
初めて聴く曲です。フンパーディンクという作曲家の名前も、初耳です。

私は時期的にも『くるみ割り人形』が楽しみでした。
「金平糖の精の踊り」で重要なメロディを奏でるチェレスタ。
演奏後に指揮者が奏者をたたえようとしたら、チェレスタの席には誰もいませんでした。
演奏者は小太鼓の前に移動していました。パーカッション担当だったことに驚き。

でもプログラム的には、メインはシベリウスの交響曲。
起承転結のはっきりした曲で、最終楽章は迫力十分。

大学のオーケストラサークルの演奏はあまり聴きませんが、とても上手。
私は特に、オーボエとファゴットがいいなと思いました。
ソロ演奏者が物おじせず、ぶれない音色を出しているのがすごいことです。

会場のミューザもいいホールですし、聴きごたえがありました。
いい年の瀬の演奏会でした。