2011年05月22日

『開館50周年記念「美を結ぶ。美をひらく。」I 夢に挑む コレクションの軌跡』

e0280549b562cd02c7d94b8223ed242c.jpgサントリー美術館

Blog『弐代目・青い日記帳』の管理人、Takさんにご招待していただいた今回の展覧会。
サントリー美術館は、以前赤坂見附にあった時に、母と行ったことがあります。

1961年に丸の内に開館し、'75年に赤坂見附に移転、そして2007年に、六本木ミッドタウンへ移転してきたサントリー美術館。
これほど流転を重ねる美術館も珍しいと思いますが、常にビルの中にあり、テナントであり続けているため、所蔵品の数に応じて移転できるという柔軟さがあるのでしょう。

今年は50周年となるため、それを記念したコレクション展が今回のテーマ。
ミッドタウンさえ慣れていないため、入口までたどり着くまでに一苦労でしたが、シックな板張りの床と高い天井に落ち着きます。
館内は薄暗く、展示物の辺りに照明が当てられていました。
会場に入った途端に、どこかすえたようなにおいがしましたが、それはコレクションの古さゆえでしょうか。⇒ More

2011年02月12日

「人間国宝三代徳田八十吉展」

tokudy.jpg横浜そごう美術館

没後初となる大回顧展ですが、この人の知識を何も持たぬまま、展覧会に行きました。

赤はガラス成分がないため、赤以外の紺・紫・緑・黄のグラデーションで作ったという作品が、無数に展示されています。
観客は、腰が曲がっているほどの年配の方がほとんどで、はじめ少し気が引けましたが、そのうち作品に圧倒されて、周りのことは気にならなくなりました。

置物以外には形容できない、不思議な物体もあり、オブジェとは、生活使用目的のものではないものだとはっきり知らせているようでした。
タイトル通り、徳田八十吉を名乗った3代の芸術家たちの作品展。⇒ More

2011年01月27日

「歴代 沈壽官展」

img_1760.jpg日本橋三越

鹿児島の白色陶土を用いた、歴代沈壽官(ちんじゅかん)による優美な白薩摩。
1900年のパリ万博で日本の芸術が紹介され、ジャポニスムとしてアールヌーヴォーの潮流を引き起こしたとされますが、この陶器も出品されていました。

そもそもは、16世紀末、1597年に秀吉の朝鮮出兵の際に捕虜となり、98年に日本に連れてこられた、80人の朝鮮の陶工たちの一人だったとのこと。
故郷から引き裂かれ、憤懣やる方ない思いを抱きながらも、芸の発展に心をつくしたであろう彼ら。

薩摩藩も、彼らに特別のはからいをしており、藩の保護と援助を受けながら、鹿児島の陶芸芸術は目覚ましい発展を遂げていったことが、作品に如実に表れています。
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