2016年08月03日

銀河座「耳なし芳一」&「サブテーマ・本当の七夕」

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銀河座の今月のテーマは『耳なし芳一』。
こわいですね〜。怪談とは夏らしいですが、星座との結びつきは分かりません。
ヒュードロドロといった効果音がしたらいやだなあと思いながら、向かいました。

いつも開演前に、お茶を出していただきますが、今回は暑い夏の日ということで、炭酸水が出ました。
専用機械にかけて、館長自ら作ってくれました。シュワッとさわやか!

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イタリア留学をされた館長は、イタリアに造詣が深く、先日イタリアのプラネタリウムで講演をしてこられたそうです。
今回はその時のプレゼン資料も使われており、時々イタリア語での表記が投影されていました。

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小泉八雲の怪談、芳一話は、少女漫画風のきれいなイラストで解説されたので、そう怖さはありませんでした。
でも逆に、絵で描かれると具体性が増します。
さらに、実際に身体中にお経が書き込まれた人の写真が紹介されて、一気に現実味を帯びたものになりました。

芳一にはモデルとなった上人がいたそうです。気になる耳は無事だったそうです。
「かつて、秘密事項を聞きすぎたので何らかの罰を受けた」などの意味を含めたものなのかもしれません。

芳一の身体中に書かれたお経は、般若心経でした。
意味の解説を受けます。三蔵玄奘がサンスクリット語から漢語に訳したものです。
館長はお寺の住職さんなので、この辺りはご専門。
プラネタリウムのドームに、般若心経が大きく映し出されるのは、なんだか不思議な感覚でした。

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琵琶法師である芳一の十八番は『平家物語』。
壇ノ浦での源氏と平家の戦いが語られます。
もはやこれまでとなった時、「どこへ行くの?」と聞いた8歳の天皇に祖母の尼さんは「海の下にも都はございます」と答えて、一緒に入水をするシーンが、聞く人々の涙を誘う場所。
私も切なくなります。やはり長い年月の間、日本人の心を締め付けてきた箇所は一緒なんですね。

この壇ノ浦の合戦は、はじめは平家が優勢だったのが、「潮の流れが変わったために」源氏に有利となったそうです。
ただ、館長は(違うのではないか)と思っているのだそう。
館長の推察は、この海戦の平家の総領であった源義経が、ルールを破って平家側の船の船頭を撃ったのではないか、というもの。
船頭は、武士ではないため、殺してはいけないという不文律があったそうです。
それを、手段を選ばず殺していったことで、平家側がパニックに陥り、敗北に追い込まれたのではないか、ということです。
そうであるならば、義経は武士の風上にも置けない、ひどいルール違反者ですね。見損ないそうです。
かなりそんな気もするため、心に留めておいて、機会があったら調べてみたいと思います。

それから、七夕の話になりました。
先月のようですが、旧暦だと今月になるそうです。
織姫星と彦星の恋人同士の話ということで、館長がアダルトな説明をしてくれました。
「聞いている人、みんな大人だから、いいでしょう」さすが、イタリア帰り!
でも一人、中学生が親御さんと一緒に参加していたんですね〜。まあ刺激的!

実は館長とは誕生日が一緒。
今回は、生年月日が一緒の友人と一緒に行き、挨拶をしました。
来たる翌々日の誕生日を、お互いにお祝いし合いました。

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館長から一昨年いただいた、山崎直子飛行士の宇宙アサガオ。
うまく花が咲いたので、周りの友人に種をおすそ分けしました。
今年も、葉が生い茂っており、あとは花が咲くのを待つばかりといったところです。

2016年06月20日

「火星探査計画〜火星に生命はいるのか?」

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五反田プラネタリウム 2016/6/11


初めて訪れた五反田プラネタリウム。
川崎・生田緑地のプラネタリウムになじんでいるため、ここのプラネタリウムは小さく感じました。
投影機も、川崎の誇るFusion2の方が高感度で質が高く、見え方がずいぶん違います。
でもその分、川崎の半分の入館料なのが魅力的。
川崎よりも座席のリクライニングがきいていて、ペア席(もしくは太っちょ用シート)もあります。
解説員の語りがあるのがうれしい点。
それほど混んでいなくて、のびのびと鑑賞できました。

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まずは星空解説。
天の川には2000億の星があるのだそう。
乙女座のスピカとは「とがったもの、麦の穂先」という意味。
乙女座が両手に持っているものは麦(収穫の女神デーメテール)と羽(正義の女神アストライヤル)で、二人の女神が一緒になっていると教えてもらいました。
正義の女神が天秤に羽を乗せて測るため、すぐそばに天秤座があるそうです。 

日本の星の名前はきれいですね。牛飼い座のアークトゥルスは「さみだれ星」と呼ばれたそうです。
天秤座の隣にあるさそり座は、そのしっぽが特徴的で、日本では「釣り針星」と言われるそうです。
さそりに殺されたオリオンは、さそり座が怖くて逃げているのだそう。
そのさそり座のそばにいるのはへびつかい座。 

夏の大三角は、こと座のベガ ・ わし座のアルタイル ・ はくちょう座のデネブです。
夏の夫婦星は、こと座のベガ(織姫星)とわし座のアルタイル(彦星)。
はくちょう座は北十字と言われます。

牛飼い座は、大くま座を見張っているようで、よそ見をしています。
その代わりに、りょうけん座に見張らせています。
ストーリーが繋がるようで繋がらないような、ささやかなところがまた面白い星座の配列です。

それから5・6月のテーマ「火星」の話。
5月31日に地球と火星は7528万kmまで接近しました。
火星には探査機がたくさん打ち上げられており、その数は全部で30機近くになるとのこと。確かに多いです。

かつては水があったとも言われている火星。
2020年には人類が暮らせるように計画されているようです。

今年は、火星の近くにさそり座アンタレスが見えます。
アンタレスとは赤い色が似ていることから「火星の敵」という意味。
ライバル同士が近づく、赤さの競演が楽しめる年だそうです。

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プラネタリウムの外には、かつての投影機が展示されていました。
こういうのを見ると熱くなります。
上の型はよく見るものですが、下はなんだか珍しいバルーン型。
どんなふうに星空を映し出していたのか、観てみたくなりました。

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2016年05月11日

プラネタリウム「初夏の火星観光」

09_o.jpgこの日の日の入りは18:34。前日の夕焼けがとても赤かったのが気になると解説員。
ロマンチックだったなあと思い起こしていると「黄砂かもしれないから」と冷静に分析していました。科学者ですね。確かに黄砂が多くなる日だと予報で言っていました。
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